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異世界に行っても、社畜。  作者: 小雅 たかみ
1工程目
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◆第80話◆ 面接後Ⅱ

俺達の職場には何人もの人達が見に来ている。

ヒューメル大隊長やその更に上の方たち、石集めで関係各所を回った時も届けに来た人達も居た。そして今、ここにいるロン様やミラ様達。


しかし、結局のところ棒を押して動いている彼らしか知らないのだ。


「フォッフォッ。どういう事かのぅ?」


「彼らの本当の力はもう私達では計り知れない所まで登りつめています。そう……ガイ様は言いたいのですわ。

私も同じ職場にいますから、ガイ様と唯一!ただ1人!同じ気持ちですわ。」


ロン様の疑問に、唯一の理解者であるハーシャが代弁してくれた。


「あの仕事は先程皆様が見た時というのは、楽な時なのですわ。では、1番キツい時はいつか?最初ですわ。止まっている装置を動かすんですもの。たった2人で……いえ、今なら1人でも出来ますわ。その光景を見た事が無い方には分からないでしょうね。

あの瞬間、一緒に居るだけでも彼らの途方もない力で、まるで死の恐怖が襲ってくると感じるのですわ……それなのに彼らへ命令までしなければならない。本当にガイ様は1人で長い間、休みなく、よく勤められておりましたわ。流石、ガイ様ですわ。あぁ……そんなガイ様と、ようやく……私は……!」


ああ。惜しい。

ハーシャは、途中まで決まっていたのに、最後にまた妄想に入ってしまった。


「……と、脱線しましたが、そういう事なのです。

アイツらは俺が止めてくれると信頼してくれてますが、先程カゲイが言ったように身内の……彼らを管理する側の俺には到底止められません。知ってても気づいてもです。だから、そうなる前に皆様の協力は必要不可欠なのです。どうか宜しくお願いします。」


今一度、ここに居る全員に頭を下げる。

魔法使いとして一流であるロン様と魔道具や錬金術について一流であるミラ様。そして、カゲイの想い人であるミイネの友人のディアナさんとキエナさん。これからカゲイが暴走すること無く生活していくには、全員を巻き込むしかないと思った。


待てよ。魔法や魔道具か……。


「それでなのですが……ロン様、ミラ様。お願いがございます。俺やハーシャも身体強化魔法が使えますし、時々使ってますが、その逆の魔法はないでしょうか?」


要するに身体弱化魔法だ。そんなもの使う機会すらないので存在すら知らない。相手に使うならまだしも自分に使うことは一切無いのだから。そして相手に使うぐらいなら、自分を、味方を強化した方が手っ取り早い。


「フォッフォッ。あやつらの為にじゃな。なるほどのぅ。おぬしの事がよく分かってきたのぅ。いいじゃろう。協力しようかのぅ。」


「ヒッヒッ。そうさねぇ。自分の事より他人の為。あやつらが慕うのも当然だねぇ。そこのハーシャとやらも、良い人を見つけたねぇ。」


「は、はい!ガイ様は誰にも渡さないですわ!」


「ヒッヒッ。なら、まずはそちらから解決して行こうかねぇ。ハーシャ。実家へ案内宜しく頼むねぇ。」


「フォッフォッ。ディアナ、キエナ。先に帰っておれ。ワシらは寄り道してから帰るとするかのぅ。」


「あー。分かったわ。

ガイさん。ミイネとシュンのこと。なるべく見張れば良いのよね?とは言っても、陰ながらになるわよ?誰かさんは、もう応援してるみたいだし……。」


「ディア!だって……ミイネもシュンも楽しそうだったの!」


「そうね。だからこそよ。」


「ああ。ディアナさん、キエナさん。その通りだ。2人の事を宜しく頼む。」


こうして、頼もしい協力者達が出来、最初はどうなる事かと思ったが、最後は笑顔で別れる事が出来た。

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― 新着の感想 ―
[気になる点] 魔術師ロン?!魔道具師ミラ?! な、にぃー! なんすか、この設定w [一言] もう、楽しみでしょうがないです笑
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