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異世界に行っても、社畜。  作者: 小雅 たかみ
1工程目
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第73話 身内

外の騒がしさにハーシャ奥様が様子見として出ていった。しかし、直ぐに慌てて戻ってきて、ガイ部長を呼んだ。俺と日吉は止める訳にもいかないので、2人でそのまま仕事だ。


何かあったのかな?


ガイ部長とハーシャ奥様が出て、数分もしない内にまたハーシャ奥様が慌てて戻ってきた。


「カゲイ。何て人達を連れて来たのよ?もしもの事があったら、貴方の責任よ!だからお願い!ガイ様を……ガイ様を!助けて!」


うん?連れて来た?

どういう意味だ?


「ハーシャ奥様。落ち着いてください!

日吉!暫く1人で頼むぞ?ちょっと俺も行ってくる。」


「うっす。誰も居ないと速度分かりにくいので、なるべく早く戻ってきてくださいね?」


「ああ。分かってる!」


「遅かったら夕食豪華にしてもらいますからねー!」


「ガイ部長に伝えておくさ!」


日吉に引き継いでもらい、ハーシャ奥様の先導により、なるべく急いで職場の外へ出る。



そこには、昨日会ったディアナさん、キエナさん、ミラさんの女性3人と追加で1人のお爺さんが居た。そして、仁王立ちしている4人の前で土下座するガイ部長。


なんじゃこれ?

どういう状況?


意味が分からないが好ましく無い状況というのはひと目で分かる。とりあえず、土下座するガイ部長の前に行き、遮るように間に入った。


「俺が誰かを連れて来たのか不思議に思っていたが、ディアナさん達か。昨日ぶり、仕事中だったからこんな格好ですみませんね。

それで?ガイ部長が何かしたのですか?」


「あー。貴方には関係の無い話よ。」


相変わらず、冷たい対応だな。それも仕方がないか。自分の友人を半ば強引に口説いている男だもんな。しかし……


「関係はありますよ。昨日言った通り、俺はガイ部長の部下にあたりますからね。貴方達がガイ部長をどうにかするなら、俺達だって黙っている訳にはいかないでしょう?」


「ヒッヒッ。そんなつもりは無いねぇ。ただ見極めたかっただけだねぇ。」


老婆のミラさんや他の人達から詳しく事情を聞いた。


ガイ部長は身内のやらかしで左遷されてココに居る。その身内のやらかしは、なんと!目の前に居るディアナさんとキエナさんが被害者だった。世界は狭いねぇ。俺の世界も、職場とミイネの店だけだから、似たような狭さか。

そして、ミラさんとロンさんと言うもう1人居たお爺さんはかなり凄い有名人だそうで、貴族並の権力を持っているそうだ。

その2人とディアナさん達の旦那さんのお陰でディアナさんとキエナさんは九死に一生を得て助かり、逆にガイ部長の家は2人の反撃で貴族位をはく奪された……という経緯だった。


なるほど。本当に世界は狭いな。


「そういう事でしたか。それでガイ部長も関わっているかどうか、見極めに来たということですね?」


「カゲイ!ガイ様は無関係だわ!騎士団は寮生活……私だって家の事なんて、ほとんど関わり合いが無いわ。ガイ様も同じよ!」


ハーシャ奥様はガイ部長を弁護する。


「だそうですよ?なら、これで終わりで良いんじゃないですか?」


サラッとまとめに入ったつもりだったのだが……


「いや。そんな簡単には終わらない。俺は身内を止められなかったんだ。その罪は重い。」


まさかの容疑者が何の罪か分からない容疑を認めた。


そんな土下座を続けるガイ部長へ暴言を吐く。


「ガイ部長。俺達の事をいつも『馬鹿』『馬鹿』言っていましたが、何気にガイ部長も『馬鹿』だったのですね!」


「なっ!?」

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