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異世界に行っても、社畜。  作者: 小雅 たかみ
1工程目
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第67話 キャッツアイⅢ

「あー。大体の事情は分かったわ。」


その後、俺とミイネが3人へ説明し、ディアナさん達は納得してくれた。

俺だけの説明では意味不明過ぎて無理だったかもしれない。しかし、事前に現貴族であるハーシャ奥様が来ていた事が決め手になってミイネからの説明もあり3人とも信じてくれた。


『ありがとうございます。ハーシャ奥様!』


ここには居ないハーシャ奥様に感謝した。


「ヒッヒッ。しかし、おまえさん、よく外出なんて許可されたねぇ?」


「ああ。その辺は頑張って交渉しましたからね。

俺ともう1人の日吉は、明彦君達とは違って、この世界の知識を勉強する期間すらも無かったから、同情でもされたんじゃないですかね?

そこは俺達というより、ガイ部長の尽力あっての成果ですね。」


「ガイブチョウ?それは誰かしら?」


「いえ、ガイ・マートン様です。

俺達の直属の上司にあたる人です。いつもお世話になってる良い人ですよ?」


「「「!!ガイ……マートン!?」」」


何故か3人はガイ部長のフルネームを伝えると驚愕していた。ガイ部長、ああ見えて凄腕だからな。もしかしたら有名なのかもしれない。


「ヒッヒッ。アタシはおまえさん達に興味が湧いてきたねぇ。明日伺ってもいいかぃ?」


「構わないと思いますよ?

最近はよく誰かしら見に来る時もありますから。王城の地下が仕事場ですよ。城に着いてガイ様の管轄と聞けば大体分かるので、案内してくれると思います。」


俺達が月1で外出する際、帰りは1人でも帰れるぐらい周りも当たり前のような雰囲気になっていた。

石集めの営業で色々な部署をまわったし、城内でウチの職場は割と有名になったのかもしれない。


「ヒッヒッ。あいよ。おまえさんの仕事風景を見てみたいしねぇ。ちょっと他にも聞きたい事が出来たしねぇ。」


ミラと呼ばれていた老婆は見た目、毒林檎でも持っていそうな魔女の雰囲気を更に濃くして笑っていた。


「構いませんが、俺達の仕事を見ても面白味はまるで無いと思いますよ?」


ただただ棒を押すだけだ。

5分も見れば飽きると思うんだがな。


「ヒッヒッ。本当に最近は楽しい事ばかりだねぇ。じゃアタシらは帰るとするかねぇ。ディアナ、キエナ。ほれ、行くよ?」


「え?ミラさん?どうして……?」


「ヒッヒッ。決まっているねぇ?後は若いもん同士で……アタシらは異物だよ。邪魔しちゃ悪いねぇ。」


「そうなの!ディア、行こ?」


「えー?キエナまで……。あー。シュンと言ったわね?

私はミイネの友人として、まだ貴方を認めた訳じゃないからね?ミイネに変な事をしたら、ただじゃおかないわよ!」


と、ディアナさんは2人に連れられ、捨て台詞を残して帰って行った。


「ミイネさん。変な事していいの?」


「シュン。ダメに決まってるじゃない。」


「ですよねぇ……。」


誠に残念だ。

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