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異世界に行っても、社畜。  作者: 小雅 たかみ
1工程目
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第52話 目的

石が沢山集まったので、石ソムリエで遊んだ次の日から補修作業に取り掛かることになった。


またもや1人が棒を押し、もう1人が補修にあたる。

ぶっちゃけ、休日や営業で鍛えた体があるので、1人で押すのも慣れたものだ。



そんな日が何日か続けば、いつの間にか3回目の休日がきた。


いつも通り日吉から。

これまたいつも通り、食堂のシアラちゃんに会いに行くのだろう。


後輩の日吉を応援してはいるが、内心かなり羨ましい。

俺はまだ名前すら知らない。仲良くもない。

明日はせめて名前だけでも絶対に聞いて帰ってこようと心に誓った。



朝、日吉は休日を謳歌しに旅立って、この前と同じ夕方頃にウキウキで帰ってきた。


順調そうで何よりだ。

しかし、良いのだろうか?


俺や日吉はこの世界を何も知らない。

それを知る為の休日であり、外出でもある。


その休日と外出を日吉はほぼほぼ女の為に使っている。俺もそのつもりなのだが。

ガイ部長達も複雑な表情でそのことを聞いていた。


「日吉。お前、本来の目的を分かっているよな?」


「フフフッ。ガイ部長。そこは抜かりないですよ!

自分、気づいたのです。

自分で色んな所へ行って勉強するのも考えたのですが、シアラちゃんから教えてもらった方が楽しいし、会話のネタにも困らないし、そして何より長時間一緒に居られる!一石三鳥だということを!」


「……日吉!お前、ヤバいな!とんでもない天才だぞ!」


なんてことだ!

こいつ、画期的な方法を思いついていやがった。


「フフフッ。先輩。そんなに褒めないでくださいよ。」


「いや、マジで最高だ。俺もそうしよう。心に刻んでおく!」


「夕方から食堂は忙しくなるみたいでその時間迄ですけれど、料理を作ってもらったり、食べたり、その後も色々と教えてもらったり、とても充実してますよ!

ぶっちゃけ、元の世界に戻りたくないですね。」


「そこまで言うか。まぁ今更戻っても生活出来なさそうだもんな。

しかし、大丈夫なのか?シアラちゃんは看板娘なんだろ?倍率高そうじゃね?」


「カゲイ。その心配は不要だ。いや、彼女の料理の腕が上がってくれば、今後は分からんがな。今のところ、あの料理を食べたいと思う奴など、居ないだろうさ。それこそヒヨシぐらいだ。」


それもそうか。

この前フラッと歩いた感じ、コンビニとか無かったもんな。

外食出来る場所も限られているから、嫁の料理を食べる頻度が高そうだ。

そうなると汚料理使いじゃ厳しいか。


「食堂に来る常連さん達も暖かく見守ってくれてますよ!

シアラちゃんの両親も応援してくれてますからね。自分、頑張りますよ!」


やべぇ。

後輩の日吉においていかれそうだ。

明日、マジで頑張ろう。

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― 新着の感想 ―
[一言] 何故だろう、以前にも増して涙無しでは読み進められないのは笑
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