第49話 禁止令
その後、お小遣い増額交渉をしたが、当然の如く却下された。
それどころか、何故か夜のお店に行くことを俺も日吉も禁止された。
「ガイ部長!それは横暴じゃないですか?
ガイ部長にはハーシャ奥様が居るから必要無いですが、俺達はこれでも男ですよ!」
「うるさい!
大体、お前らはお気に入りの女性を見つけたんだから、今後はお前らも必要無いだろ!」
「え?先輩も見つけたんですか?どんな子ですか?」
「日吉。今はその話は無しだ。
ガイ部長!俺も日吉もまだ知り合って間もない。日吉はどうか知らないですが、俺はそんな仲ですら無いんですよ?それまで俺達はどうしろと言うのですか!」
「とにかく駄目なものは駄目だ!我慢しろ!
最悪、俺が事前に出向いて、予め出禁にしてもらう可能性もあるからな。」
「そうですわね。
そちらは私が休みの日にでも周知しておきますわ。」
「「ええーー!!」」
ハーシャ奥様までガイ部長の方針に賛成した為、俺達は夜のお店には完全に行けなくなってしまった。
「日吉。シアラちゃんとの仲は良いのか?」
「うーん。どうですかねぇ。
彼女の料理を食べたり、その料理のアドバイスをしたり、会話したりと楽しいですが、まだ1度も触れ合ってないですよ。寧ろ、避けられているかもしれないです。
昨日、ガイ部長が最初に色々説明していたので、そこで良からぬ事を言っていたのかもしれませんね。」
「なるほど。全てはガイ部長の横暴が原因か。
それなのに、毎日毎日ハーシャ奥様とイチャイチャを見せられて……。やはり、ド畜生だな。」
「ですね。仕方がなく自家発電しようにも、翌日少しでもイカ臭いとケツバットや鞭ですからね。監視員さん達の方が優しかったですね。」
「……お前ら。そういう事は俺達が居ない時間帯に言うもんだろ。
何、面と向かって不満を漏らしているんだ?
それとも何か?休日やお小遣いを無しにして欲しかったのか?」
「「イエ!滅相モゴザイマセン。
ガイ部長閣下!ハーシャ奥様!
最高ニ素晴ラシイ方々ニ囲マレテ、我々ハ幸セデス!」」




