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異世界に行っても、社畜。  作者: 小雅 たかみ
1工程目
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第44話 2度目の外出Ⅱ

翌日。今度は俺の休日の始まりだ。


俺の場合はガイ部長に付き添ってもらう必要も無い。

何故なら、初回何もしていないからだ!

ほぼほぼ今日が初回みたいなものだ。

その点については考えれば考えるほど悲しくなるので止めておこう。


そして、今回は2つほどやりたいことがあった。

まず1つ目のどうでもいい事。

日吉のお気にの看板娘シアラちゃんとやらを見てみたい。

ただし、遠目でいい。近づき過ぎると昨日のガイ部長のようになりそうだ。

俺と日吉は見た目そっくりだからな。見つかれば確実に実験台にされるだろう。


もう1つは本命であり、布が欲しい!

オサイ達の服を雑巾にしたが、消費が激しく無くなりそうなのである。


ここの職場は地下の最下層、そして水も沢山ある。

絶好のカビ繁殖地なのである。


3人になってから、少しずつ掃除をしたりしていたのだが、仕事に支障が無い程度であった。

だが、ハーシャ奥様が来てからというもの、適当は許されなくなったのだ。


丸1日、1人が棒を押し、もう1人が掃除なんて日もザラにあった。

お陰でツルツルのピッカピカだ。


今回もお小遣いは銀貨1枚。

ボロい布で良いので大量に欲しい。

しかし、服屋は高そうだから布屋を探すところからだな。


シアラちゃんのところに寄りつつ探してみるかと今日の計画を立て、ガイ部長に食堂の場所を聞いて、前回と同じ場所で別れた。



今回は絡まれることもなく順風満帆な滑り出しだった。


そろそろシアラちゃんの食堂かな?と歩きながらキョロキョロしていると、見覚えのある人を発見し衝撃を受けた!つい、そのままの勢いで声をかけてしまった。


「すみません!そこの方!

あ、猫耳つけたコスプレ少女の隣に居る少年!君だ。」


「うぇ?ぼ、僕のことですか?

うわっ!ええっと、奴隷の方が僕に何か用でしょうか?」


「記憶が違っていたら、すまんね。

君も異世界から召喚された人じゃないかな?」


「うぇ!?どうして……それを……。」


「やっぱりか。俺達の事情を話してくれてたのが印象に残っていたんだ。

覚えていないか?あの召喚された時、こちらの言葉が分からなかった2人だよ。」


「ああ!あの人達ですか!ご無事だったのですね?

あの後すぐにお2人と離されて、皆さんと心配していたんですよ。」


「そうか。まぁこうして無事だから大丈夫だ。

もう1人も元気にしているから、これからもよろしくな。」


「そうなんですね!こちらこそ。

うぅ。すみません。自己紹介がまだでしたね。

僕は、伊吹明彦(イブキアキヒコ)と言います!」


「これは丁寧に。

俺は影井俊介(カゲイシュンスケ)だ。よろしく、伊吹君!」


「え?」


伊吹君が自己紹介をして手を伸ばしてきたので、こちらも応えて握手をしようとしたら、何故か手を引かれた。


「え?」


汚かったかな?

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