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異世界に行っても、社畜。  作者: 小雅 たかみ
1工程目
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第42話 奥様Ⅲ

大隊長に提案してから、1週間もかからずにハーシャ奥様が移動してきた。


それまでも入り浸っていたので、慣れたものだった。

俺も日吉も、ガイ部長の奥様のつもりで接した。

前の部長の奥様と同じように、なるべく怒られないよう気を付ける。


俺達が本物の奥様のように接すると、かなり上機嫌になるので、寧ろチョロかった。


ただ、ハーシャ奥様は鞭の腕前が半端なかった。

しかも、イカつい監視員やガイ部長が使っていたありきたりな鞭ではなく、黒く艶がある凄くカッコイイ鞭を持参してきた。

何かの魔物の素材ということらしいが、俺達は魔物1匹見たことが無い。

名前を言われても分かる訳がなかった。


そして、これが物凄く痛い。

ガイ部長のケツバットの2倍ぐらいの痛さだった。


その事をガイ部長に言うと、ガイ部長が俺達と一緒に棒を押す日が増えた。

ハーシャ奥様には負けられないらしい。


ハーシャ奥様の方がガイ部長にメロメロなのだが、正式に結ばれたら多分力関係は逆転するだろうなと、俺と日吉は思いほくそ笑んでいた。



そうこうしている内に、待ちに待った俺達の休日が近づいて来た。


前回と同じようにまずは後輩の日吉からだ。

そして、翌日に俺。

ただし、補強作業は無い。定期メンテナンスという形になったのだが、毎月やる必要はなく、今の感じだと3か月に1回のペースで実施していくようだった。


先に休む日吉が、前日にガイ部長へお願いしていた。


「ガイ部長。お願いしたいことがあります!

外出にガイ部長も少しの間だけ付き合ってもらえないでしょうか?」


「ヒヨシ。急にどうした?」


「恥ずかしいことなのですが、実は……」


と、日吉は照れながら理由を述べた。


最初の外出時に立ち寄った食堂の看板娘が気になっているそうだ。


この世界に来てから俺達は女性と全然出会っていない。

唯一出会った女性がハーシャ奥様だ。更に、ハーシャ奥様がココへ来てから、ほぼ毎日ガイ部長とのラブラブっぷりを見せつけられている。

俺ですらモンモンしてしまう。日吉も我慢が出来なくなったのだろうな。


しかし、その食堂は初回で騒動を起こしている。

終身奴隷の証を見られているので、日吉1人で行ってもまた御用になるだけだ。

その誤解をガイ部長に来てもらい解いてもらおうとお願いしていた。


「ハーシャ奥様との熱愛現場を魅せられると、自分もむずがゆいのです!」


と、日吉が赤裸々に告白すると、ハーシャ奥様は顔を赤らめて照れており、ガイ部長は苦い顔をしながら渋々了承していた。

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