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異世界に行っても、社畜。  作者: 小雅 たかみ
1工程目
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第34話 お人好し

訓練場を後にして食堂まで案内してもらい夕食分を貰って、元の倉庫迄戻る。


「ガイ部長。思ったのですが、食堂の場所を教えて貰ったので、今後俺達だけでも仕事は出来ませんか?」


要するに、俺か日吉が朝、食堂まで行って朝食を貰い、仕事終わりにまた行って夕食を貰えば良いのだから。


作業時間がイマイチ不明だが、それも教えて貰えば解決しそうではある。


「あ、それはいい考えですね!先輩。

そうしたらガイ部長も気軽に休めるのではないですか?」


日吉も乗り気だ。

外出は大失敗したとはいえ、休日は貰えたのだ。

しかし、ガイ部長は未だに俺達に付きっきりで半日の休みすら貰えていない。


正直、ガイ部長はお人好し過ぎると思っている。


口は悪いが、なんだかんだ俺達の事を色々世話してくれていた。

俺達が居ないと仕事にならないのはあるかもしれないが、外出交渉やマント、お小遣いまでくれたんだ。


俺と日吉は、かなり前からガイ部長を尊敬しているし、信頼もしていた。


「ああ。その方法も考えた事はあるが、流石に不味いだろ。仕事を放棄しているようなものだ。

それにお前らが城内をうろつくとロクな目にも合わなさそうだからな。」


な?

前の部長なら、絶対に「それは良い!」と丸投げしてサボっていたはずなのに、ガイ部長は責任感が強いのか、投げ出さなかった。

後半については、何とも言えなかった。


「当分は今まで通りだ。

俺の後任が来れば、俺の休みも手に入るしな。

お前らしか居ないから、仕事中の管理は楽なんだ。交代制にしたって休み放題になるからな。」


「うっす!早く来るといいですね。」


「俺達の上司になる人ですからね。ガイ部長みたいな優秀で優しい人がいいですね!」


「お前ら……。」


「ですね!先輩。

また視察に来るかもしれませんし、もっと笑顔を振りまけるように練習しないとですね!」


「ああ!日吉。

俺達の職場はアットホームな環境を目指そうぜ!」


「先輩。自分達はあの場所に住んでるから、既にホームですけどね。」


「それな!」


「お前ら……。またアレをやるのか……。

後任が来る日が本当にあるのだろうか?」


何故かガイ部長は落ち込んで、残り時間を休日に充てて帰って行った。


俺達は倉庫内だと、やる事も無いので、久々にゴロゴロしたり、夕食を食べたり、普段より長めの睡眠を貪ったりとゆっくりできた。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 涙する回数が減ったこと [一言] まさか2人が超人ハル○になっているとは笑 これ絶対、勇者くん達より強くなってますよね笑 これからの展開が益々楽しみです。
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