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異世界に行っても、社畜。  作者: 小雅 たかみ
1工程目
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第25話 汚料理

課長の奥様。


俺も日吉もよく知っている。

とても美人さんで、ボンキュッボンだし、仕事もバリバリ出来る人で、人当たりもとても良い、誰もが羨む奥様だった。


あんな冴えない課長が何故ゲット出来たのか不思議だった。しかし、ただ1つだけ、奥様には重大な欠点があったのだ。


それは……



奥様の料理か。


ああ。俺も食ったことがある。


凄く不味い。


そう。洒落にならない味だ。


知ってるか?


メシマズ嫁は3つに分けられる。


不器用な奴。


味音痴な奴。


いいかげんな奴。


この3つだ。


奥様は……



と、『何か』が始まるでも無く、とにかく奥様の料理。いや、汚料理は不味かった。


奥様は俺達と会社が違うが、バリバリ働く。

課長もアレだから、中々ゆっくり料理を作る時間なんてなく、普段は外食で済ませているそうだ。

休みもあまり合わない。いや、真実を知った後なら分かる。課長が休みを合わせていない。

それでも稀に休みが一緒の時、奥様はそれはそれは張り切って料理を作るらしい。


そして、課長は自身の被害を少なくする為に強引に後輩を誘うのだ。俺も……いや、課長の後輩全員は食ったことがある。

初対面では誰もが妬み、翌日には「2度とごめんだ。」と誰もが言った。


しかし、そんな社内に勇者が現れた。


日吉だ。


こいつは、何でも味なんて関係無く食べる。

そしてその後、お腹を壊すことも一切無かった。

一種の化け物だった。


課長はとても喜んで日吉を誘いまくった。

日吉に懐かれてしまった俺も、よく付き合わされて、課長と一緒に課長の家のトイレ争奪戦を繰り広げた。


奥様は味音痴だったが、不器用では無かった。包丁さばきはとても上手く、器用で、何故最終的にこんな味になるのかいつも不思議だった。


そして何より、意味不明なテーマを決める時もあった。悲しいことに、その時だけは普通に食べられた。テーマがあると味はどうでも良くなって無駄なアレンジが無くなっていたからだった。


しかし、それは恐怖の始まりでしか無かった。


日吉が課長に気に入られた事もあって、俺や日吉が課長の家に行く機会が増えて、奥様のテーマ料理もどんどん暴走していったのだ。


あの日も俺と日吉が課長に誘われて課長の家に行った時だ。


エプロン姿の奥様と玄関口でご対面。

とても綺麗で可愛らしい姿なのだが、俺にはやはり恐怖が勝った。


今日の料理は唐揚げらしい。


そして課長に連れられて食卓まで行くと……



……人が死んでいた。


『何か』補足

ACE COMBAT ZEROのオープニング嘘字幕「嫁のメシがまずい」より。


昔、動画作成していた時に、

一番最初に参考にした思い入れの深い物でしたので唐突にぶち込んでみました。

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