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異世界に行っても、社畜。  作者: 小雅 たかみ
1工程目
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第17話 計画Ⅱ

【休日】

丸1日、仕事をしなくても良い日。

それは素晴らしい日。


自然とあるのであれば、その有難みに気づくことは中々難しい。休日を無駄に過ごしてしまうことも多々ある。

しかし、無ければ無いで、精神が病んでくる。

やはり休日は必要なのだと、体も心も渇望する。



そんな俺達も休日を渇望していた。


しかし、この職場には俺と日吉の2人しか居ない。人が増える予定も無さそうだ。ならばワンオペで出来るようにこの職場を変えていくしかないのも当然だろ?


そして、空いた1人が休日をゲットするのだ。


勿論、出来るようになっても部長や更に上の役員から許可がおりるとは限らない。しかし、そもそも出来なければ、許可以前に提案すら出せない。


社会人なら当然だろ?

意見とは、具体的な行動や知識と共にあるのだから。


アレをこうしたい。ソレはそうしたい。

……なんて意見はただのクソでしかない。


アレなんですが、こう作ってみましたが、どうでしょう?

ソレについてですが、調べてみた結果、このようにした方が効率は上がるようです。

……というのが、まっとうな意見だろ?


だからこそ、俺達はまず行動する。

2人しか居ないのも、改造しやすくて気楽だった。


日々の仕事をこなしながら、夜中に日吉と少しずつ計画を練り、そしてソレを実行していた。


トイレや給水所の台等の素材は、壁の石を引っこ抜いて使う。やはり最下層の地下だったようで壁の石を抜いていくと別の部屋では無く、土も出てきた。水と混ぜ合わせれば粘土になるかな?


石も脆くて、素手での加工が簡単に出来た。

耐久性大丈夫なんだろうか?地震が少ない場所なのかもしれない。


それもあり、あまりにも引っこ抜くと壁が壊れそうだったし、部長に脱走するんじゃないか?と変に誤解され大事になっても困るので、バレない範囲で、かつカモフラージュや補強もしたりもした。


飲料水経路と排水経路は、石畳を引っこ抜いて下に作ったので、気づかれずに実施出来た。


だが、流石にトイレと台の建造にはバレないようにするのは無理だった。




朝、ガイ部長がいつも通りに朝食を持って職場に来る。そして円柱のから生えた棒のすぐ側に見慣れぬ物体が2つ鎮座しているのを発見した。


ガイ部長はとても困惑した顔をしていた。


何度も目を擦ったり、入る部屋を間違えたのかと出入口を確認したりと、その仕草は非常に滑稽で面白かった。


【ババーン!影井、日吉。アウトー!】


日吉と2人で笑ったら、めちゃくちゃ怒られケツバットの刑にされた。


「先輩。そろそろタイキック食らうんじゃないですかね?」


「そういう日吉は、ガッデム言われながらのビンタだな。」


「えー?自分、そっち枠ですか?先輩がやられてくださいよ!」


「俺がプロレスラーの相手なんて出来る訳が無いだろ?」


「元ニケツ先輩ですもんね。」


「うるさい。飯食って仕事するぞ!」


「うっす!」

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