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異世界に行っても、社畜。  作者: 小雅 たかみ
1工程目
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第12話 反抗

それからの日々は、かなりキツかった。


数日で重さに慣れてきたと思ったら、翌日には更に重くなった。

まるで、俺達の体力を推し量るように、慣れたら、また重くなる……を繰り返していった。

イカつい監視員がそんな計算高いことが出来るとは思えない。

まさか部長が仕組んでいるのか?と思い、日吉と一緒になって陰で散々悪口を言った。


だが、オサイ組が大多数を占めているのもある意味タイミングが良かったのかもしれない。

この困難に立ち向かう為にオサイを中心として俺達も混ざり、まとまっていた。

だから、重くなりだしてから、かなりの日数が経っていても、1人も脱落者が出る事はなかった。


テコの原理で円柱の中心側は重いからと、1番外側を譲ってくれたりもした。だから、俺と日吉は仕事中、対角に位置する1番外側の場所に定着していた。


仕事中、誰かがトイレに行くと1人減ってしまう。

ただでさえギリギリなので、もう無理なんじゃないかと思っていたが、他の奴隷達とも協力しあって、その時だけは寧ろ軽くなる程だった。

オサイ達と皆で力を合わせて、日々を頑張り、乗り切っていた。






……そう思っていた。



……全然違った。


それに、俺と日吉が気づいた時は既に遅かった。



ようやく今の重さにも慣れてきたと日吉と一緒にアイコンタクトしながら思っていた日の午後。

イカつい監視員達が交代で抜けて全員が昼食を食べ終わったのか、緩みきっている時だった。


オサイがいつもとは違う行動……ハンドサインで合図すると、オサイ組が一斉に職場放棄して監視員達へ襲い掛かった。


他の音がうるさいので聞き取りづらかったが、オサイ組は全員、『自由を!』と叫んでいた。


敵勢力のイカつい監視員は5人。あと部長1人。

部長は出入口付近にいつもどっしり構えていて、他は俺達の周りに配置されている。


そして、オサイ組は20人ぐらい居た。

イカつい監視員がどれだけ強かろうが、緩んでいた時を狙われ、かつ監視員1人につき4人の奴隷を1度に相手をすることになって、ほとんど何もできずにリタイアしていった。


オサイ組、やるじゃん!凄いじゃん!

って思うだろ?


しかし、俺と日吉は逆の感情を持った。



何故なら、オサイ組が一斉蜂起する前とする後で、棒を押す重さが全然変わらなかった。




……あいつら全員、サボってやがった。



だから、元気で体力もあり、監視員を倒すことが出来ていた。

今も残って仕事をしている俺と日吉、そしてオサイ組じゃない他3人。合計5人で今まで押していたということだった。


いきなり全員サボるとバレると思ったのか、段階的に少しずつサボる人数を増やしていったのだろう。仕事中、俺達がトイレに行ってもバレるから、そんな時は多少全員で手伝ったのだろう。だから普段より軽かったのだ。

オサイ達は、かなり前から計画していたのがこの瞬間発覚した。


だから、敵勢力と説明したが、俺と日吉は仕事を続けながら、監視員や部長を応援していた。

しかし、あっけなく監視員は倒れた。

残るは出入口の扉を守る部長。


頼む。部長!

最後の希望はあんただけだ。

こいつらに仕事へ復帰させるよう、頑張ってくれ!

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