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正義の味方になりたかった。


そう思ったのはある火災から助けられたのきっかけだった。



少年は燃え盛る町の中を歩いていた。

悲鳴が聞こえる助けを呼ぶ声が聞こえる。

しかし自分には助けることは出来ない、きっと誰かが助けてくれると思い、耳を塞ぎ、無視した。


痛い・・・苦しい・・・炎は少年の皮膚を焼き、煙は呼吸を阻害した。

死にたくない・・・死にたくない・・・そう思う一心で歩き続けた。



もう歩けない、・・・手足の感覚はなく、自分が死へと近づいてるのだと感じた。

少年は倒れた。嗚呼死ぬのか僕は・・・薄れゆく意識の中で空へ手を伸ばした。


手を誰かが掴む、見知らぬ男だった。男は泣いていた、グシャグシャになった顔で「生きていてくれてありがとう」と彼は言った。


わからなかった、何故、この人は泣いているのか、面識のない男の顔をみながら少年の意識は闇へと落ちた。






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