【ウーフ】とは?
前回は、プロローグということで「はじめまして」のご挨拶でしたが・・・今回は実際ウーフというのは何?っていうところをお話したいと思います。クスッとしちゃうところも含めて分かっていただきたくて、恥もさらけ出しての内容です。ぜひ笑ってください。
息子は今、中学生となりました。
彼が小学4年生の頃でしょうか?
図書ボランティアでの読み聞かせの本選び・色んな絵本の意見交換・・・といったらカッコイイですが、とにかく本の事についておしゃべりしていました。
皆さんもよくご存知の『くまのこウーフ/神沢とし子』という本がありますが、その紙芝居を朝自習の読み聞かせにやってみよう!っという話からの脱線です。
「ウチの息子。。このウーフくんみたいなのよねぇ。」
この一言に周りのお母さん方も「ウチもよぉ。」「ウチの子もそうよ。」っという声が次々に出てきました。
その後からは「ウーフのこんなところが似ている。」だの「このお話のこんなところがソックリよ。」と具体的なところまで進む進む…どんどん出てくる。面白いほどに出てきました。
本人は一所懸命に頑張っているんだけど、オチといいましょうか?結果的に上手くいかない。
親からみていると歯がゆくて…鈍クサくて…見ていられない!
とくに幼児期・学童期になってくると、挙句の果てには
「ボクってダメなんだぁ〜!うわぁ〜ん!!」
と泣き出す始末。
親はなるべく自分で出来た達成感を!と思ってフォローするけれど
「ボクがやってるんだから、いじらないで!」
みたいな事を言われるものだから手を引くと・・・言わないこっちゃない、上手くいかず大変なことに。。。
学校でもみんなと同じようなことをしているんだけど、最後まで時間が掛かったわりに肝心なことを聞き逃していて上手くできず、早く終わった子にお世話になり完成させる。ってことも数しれず。
席替えで、隣の女の子が世話好きさんだと、授業参観の度にその子のお母さんに「いつもいつもお世話になってます。すみませんです。」っと頭を下げてます。なぁんていう話も。
結局、そんな子供たちを【ウーフ】と呼ぶようになりました。
色々なお母さんの話から、ウーフな子供たちって?って探っていくと
・一人っ子もしくは第1子の長男
・長男でも上にお姉ちゃんがいる場合も少なからずいる
・男の子の双子
要するに”男の子”とくに”長男”が著しく多かったんです。
女の子のお母さんからは逆に心配がられる言葉ばかりをいただきました。
中には女の子でもおっとりしていてウーフ的なんです。っていうお母さんもいましたが、そんな場合は、原作にウーフのお友達でうさぎのミミちゃんっという女の子が登場します。
ですから、ウーフ的な女の子は【ミミちゃん】と呼んでいました。
逆に、次男で上のおっとりとした行動を見て育ち、要領よく何でもこなし、はたまたお世話上手な男の子という、羨ましいほどのお子さんもいます。
原作にはちゃぁんとそんなしっかり者のお友達も登場しています。ウーフやミミちゃんと同じ年らしいのですが、弟思いのきつねのツネタくんです。
ですから、そんな羨ましいタイプの男の子は【ツネタくん】と呼ぶようになりました。
毎週月曜日の午前中、図書室で活動をしてきた図書ボランティアも和気藹々とやっていき、学年の違うお母さん同士でもたくさん仲良くなりました。
小学校を卒業した今でも、とっても時々ですが…都合のつく人同士ランチをして、日ごろの溜まったウーフネタを話して…笑い…お母さんのストレス発散をしています。
話は初めに戻りますが、彼が小学4年生ごろから、これから先の心配もするようになって来ました。具体的には”思春期にどのように接したらいいのだろうか?””こんなに穏やかな子でも、反抗期は小さからず大きからずの差はあるとしても必ずやって来る。””もっと大きくなってグズグズしていて社会に出たら心配だ。”悩みはどんどん膨らむ・・・目の前の子供は楽しくマイペースで朗らかな毎日を過ごしている。
まぁ、ギスギスした毎日を送るよりかはイイに決まっているけれど…のんびりしていて、いざという時に行動できなかったら?!特に地震や災害が当時は多発していて、「いつ何処で大きな地震が起こってもおかしくないのです!」などと報道されていましたから、四六時中ついているわけにはいかないですし、自立してもらわねばなりません。とっさの時は自分を守るのは自分自身でしか守れないのです。
のんびりでマイペースですが、「ボクはこれじゃなきゃヤダ!!」っとダダをこねるようなわがままというのもちょっと違います。
本当に全てにおいてスローリーなんです。「急ぐ」とか「急がなきゃ」という語録は頭の片隅にしかないのでは?というほどなんです。
だから、聞いている様で聞いてなかったり・・・聞いてない様でチャッカリ聞いているんです。一言で言うと【謎の生物】なんです。
いかがでしたか?どのような子をウーフと呼ぶか、お分かりになっていただけたでしょうか?決してマイナス面ばかりを指しているのではなくて、頑張っている過程も考慮して呼称というより、愛称でしょうね。