刀のごちそう
私は今、先日の公爵様の家に向かっている。
公爵様が「先日はいいものが見れた」と私を食事に招ねいてくれたのだ。
公爵様の家に着くと先日の執事の方がいた。
「ようこそおいでくださいました。食事は夜になりますのでどうでしょう、一つ私と勝負をしませんか?」
「勝負?」と私が聞き返すと執事は頷いた。
「先日の金庫の続きですよ。最も鍵はここにあります、そして錠前もミスリル製となっています。鍵を使わずにこの金庫を開けられなくてもどうにかなるわけではありませんが、もし開けられたら中の物は差上げます。いかがでしょう?」と言ってきた。
「中身は?」と私が聞いたが教えてはくれなかった。
私は少し悩んだが他にやることもなさそうなので勝負を受けることにした。
金庫を渡されると、始めに軽く力を入れて開けようとしてみる、がしかしびくともしない。
仕方がない更に力をいれるか…
金庫だったのものの中身を開けるとそこには1枚の胴着が入っていた。「これは?」と訪ねると東洋に伝わるカラテカと言う人達が着る胴着がだと言う。
貰って困るものでもないので受け取っておくと、そろそろ食事が始まると言うのでメイドに食堂に案内された。
「いやはや、よくぞ来てくれたな、一休どの。さ、座って下され」と公爵様に言われ、私も席につくと早速料理が運ばれた。
公爵様に遠慮しなくていいと言われ、私は食べ始める。
たくさんあった料理を全て平らげてしまった。
すると公爵様が「たくさん食べるのだな」と驚きながら言ってきたので私もいい気になって「はい。
わたしののどに、通らない物はありません。」と言うと公爵様はその言葉を待っていたこのように「よしっ」と言った。すると公爵様はどこから取り出したのか1つの剣を持ってきた。「では、これを喉に通してみせよ。通らないものがないのなら無論剣でも通るはずだろう」と言ってきました。
これには流石の私も驚き、どうしたものか…と考えた。
触ってみると剣は鉄製だった。
これならいける…
よしっと私は剣を飲み込む
ふぅ…流石にきついな。全く公爵様もひどいことをおっしゃる、と目を点にしている公爵様達を横目に心の中で悪態をつく。
「よ…よくぞやってくれた…。褒美を使わさそう。」と私にたくさんのお金をくれた。
執事殿や公爵様 メイドが私の歯を見て震えていたのは気のせいだろう。
因みにお金は道中あった孤児院に全額寄付しておいた。
私の腹は今は膨れているのだ。
さて次はどんな街へ行こうか。
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