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第五章-獣の王

前書き異世界トーク


タナオウ「前回は俺様達の合体技ヘルフレイムが炸裂したな!」


ヒカル「…認めない、あんなものが私のフレアインパクトの…」


タナオウ「これが本当の屁ルフレイムなんちって」


ヒカル「ここに粗大ごみがあるな燃やすか」


タナオウ「ギャーやめろ!熱いっ!」


ヒカル「さてと…時間だぞ」


タナオウ「第五章!」


ヒカル「獣の王!」


ウェノンはタナオウを気絶させた後に二人の方を睨み付ける、するとリアンが

「待ってくれウェノンさん、ワイやリアンや分かるやろ!?」

姿どころか性別まで変わってしまっているリアンがそう言うと

「リアン?リアンは僕よりもっと大きくて頼りになる男だよ、どうしてその名を騙るどうしてその名を知っている!」

ウェノンはリアンに疑惑の目を向ける

「ウェノン、まずは私の話を聞いてくれお願いだ!」

そう言うとヒカルは杖を置きまっすぐウェノンを見た

「………違うね、まずは僕の仲間の手当てが先だ」

どうやら戦いは避けられたようだ、するとウェノンがリアンを指差して

「ここはリアンの出番だよね」

リアンは元の世界では医者を志していた、ウェノンは本当にリアンであれば手当てくらい直ぐに出来ると思い提案した

「これが出来ても疑いが晴れるか分からない、だけど出来なかったら本物のリアンじゃない事は確定だ、体組織は人間と大して変わらないからね」

リアンは倒れた獣人達を手際よく手当てする、その姿は戦場のナース、ナイチンゲールのようだ

「これで大丈夫や、どうやウェノンさん」

手当ても終わり時間が立てば回復するだろう、見事な手際だった

「そっか、それじゃあどうしてこんな事になったのか説明してくれる?」

さっきまでの獣人達とのやり取りをヒカルが細かく説明する

「~という訳でリアンが喧嘩吹っ掛けてタナオウが話をややこしくしたせいで争いが起きてしまったんだ…」

リアンも頭を下げる

「ウェノンさん、ほんまにすんませんでしたっ!」

するとウェノンはハッ!?と思いタナオウの方を見る

「じゃあ僕が殴り倒したのは…」

ちょうどよくタナオウが目を覚ました

「俺様が…タナオウだ!」

するとウェノンは納得したように軽く頷くと大きなため息をついた

「遅かったじゃん、どれだけ待たせるんだよ姿も全然違うし…」

確かに異世界に来て一日はたったが遅いという程の事か

「探すのに時間がかかったのは謝る、だけど怒る程か?私達だって大変だったんだ…」

ヒカルは異世界に着いてから今までの経緯を話す、しかしウェノンは

「いやいや、それだけで二ヶ月もかからないでしょ!僕は新しい国まで作ったんだよ!」

どうも話が合わない確かにタナオウ達が異世界に来たのは一日前、しかしウェノンは二ヶ月たったと言っている

「私達がこの世界に来たのは確かに一日前だ、一体何が起こってるんだ…」

お互いの事を話せば話すほど謎は深まって行く…

「というか待て、国を作った!?」

そうウェノンはたった二ヶ月で国を作ったと言っていた、どうやって国を作ったのか聞くと

「うん?何でって?面白そうだったからだけど」

本人はちゃんと答えているつもりだが答えになっていない…

「流石ウェノンさんやな!ワシもついていくでっ!」

気づいていると思うがリアンは何故かウェノンにだけ【さん】を付ける、これも謎だが今は些細な事である

「じゃあ俺様も国作るぜ名付けて、よう○○帝国だぜ!」

これは伏せざるをえない単語が出てきたので読者の想像にお任せする

「ゴホン…ウェノン、本当は理由くらいあるんだろ?」

ヒカルはもう一度真面目に聞く

「………クィモン村、皆も寄ったでしょ」

「ああ、私達はそこで一日だけ宿をとった」

するとウェノンはクィモン村が今置かれている状況を話し始めた

「あの村はいい人がいっぱいいる、明るくて優しくて………能天気で楽天的で」

ウェノンはリルミス王国内に反乱軍が潜んでいる事、そして領土内のクィモン村が反乱軍に狙われている事をタナオウ達に話す

「…話が大きくなってきたな、それと国を作った理由がどう結び付くんだ?」

「僕はあの村に救われたんだ、あの村の人達が助けてくれなかったら僕は…」

どうやらクィモン村の人達はウェノンの命の恩人らしい

「だから僕は国を作ってリルミス王国と同盟を組んで反乱軍を探して○○○○○にするんだ」

さらっと恐ろしい事を口走る…

「ウェノン…恩人を守りたいのは分かるがあまりやり過ぎるのは…」

流石に心配になったのでウェノンをなだめる

「どうでもいいやつらが僕の恩人を○○すかも知れないんだよ」

ウェノンは純粋であり無垢であるそれ故に狂気的でもある

「やっぱり私達がいないと…ウェノン私達と対等な関係を結んでくれ!」

ヒカルはウェノンにそう提案する

「結ぶも何も僕達は友達なんだから最初から対等だよ」

ウェノンは笑顔でそう言うと、名刺のような物に何か書いてタナオウ達に渡す

「もし塔の中や外で親衛隊に会ったらこれを見せれば僕の友達だって分かるから無くさないでね」

手渡された名刺には【僕の大切な友達】と書き足されている

「さて、積もる話もあるだろうし続きは塔の中で話そうか」

仲間を傷つけられ怒るウェノンだったがリアンの手際のいい手当てを見て本人だと確信して何とか和解出来た、しかし次は反乱軍がどうのこうので話がどんどん大きくなっていく、積もる話もあるだろうとタナオウ達は塔の中で話すことにした、色々と話していると慌てた様子で親衛隊が駆け込んで来た!


第六章-白≒黒


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