第一章-異世界へ…
その門は絶対に開けてはならない絶対だぞ!
異なる世界に続くと言われる通称・異界門、中年顔の青年タナオウとその友人達は面白半分でその門を開けると圧倒的な吸引力で異界門の中へ吸い込まれてしまった!!
果たして中年顔の青年タナオウとその友人達の運命は…
今、よく分からないが多分壮大な物語が始まる!!!
………の前に簡単な主要人物の自己紹介をまずは主人公
タナオウ「俺様がタナオウだぜ!身長160㎝体重98㎏のイケメンだ!」
次はその他の主要人物達
ヒカル「私の名前はヒカルだ、身長168㎝体重66㎏趣味は読書と筋トレだ宜しく」
リアン「ワイの名前はリアンや、身長205㎝体重113㎏趣味は麻雀とPCゲームや」
ウェノン「僕はウェノンだよ、身長151㎝体重44㎏趣味はお絵かきと武術っぽい動き宜しくね」
「俺様マジイケメン!!」
何を思ったのかタナオウは大声でそう言った、すると近くに居た背の高い青年が振り向き
「うるさい黙れ…」
当然である、ここは洞窟の中で凄く声が響く
そしてタナオウが背の高い青年に一言
「お前誰だ?」
背の高い青年はその問いに対してこう答えた
「私の名前はヒカルだヒカル・キラーマン、お前は?」
ヒカル…それはタナオウの友の名前、しかしヒカルは元々居た世界の姿とは少し変わっていた、背は高くなり少しスマートになった印象だ
「ヒカルって俺様の友達に同じやついるぜ」
タナオウはヒカルの問いかけを無視してそう言った、するとヒカルは
「ああタナオウだな、顔全然違うけど」
タナオウだと確信した
「これからどうする?私は一度洞窟を出るべきだと思うが」
しかし隣にタナオウは居ない…
「おいこっちに出口あるぜ!流石俺様!」
ヒカルは、もうやだこいつ…という気持ちを押さえて洞窟を出た、そこに待っていたのは
「ギャー死ぬ!痛い痛い助けてくれー」
何やらお金を入れると出てくるカプセルのような形をしたモンスターに襲われているタナオウの姿だった
「助けて!ガチャガチャに殺されるー!」
やれやれ…と見ている訳にもいかないのでヒカルはとりあえずモンスターを力一杯殴り飛ばした、するとパカーンという音と共に何かが地面に落ちた
「これは…木の棒?いや杖か?」
ヒカルは、先端がくるくる回っている何処がファンタジックな杖を手に入れた
「何じゃこれ魔法使えるんじゃね!俺様も欲しい!」
魔法が使えるなんて馬鹿馬鹿しい…そう思いつつも試してみると
「ボワッ!」「うわっ!?」「おわっ!!」
小さな火の玉が出て少し進むと炸裂した、間違いなく魔法が使えた
「異世界に繋がる門って言うのは本当だったのか…という事は私達の世界の常識は通用しないな…」
ヒカルが冷静に分析しているとタナオウが
「次俺様!俺様もやりたい!」
どうやら自分も魔法を使いたいようだ、ヒカルは仕方なく魔法の杖を渡す
「出でよ俺様の魔法!」
そう言うとタナオウはお腹に力を入れ杖を掲げる!
「ブゥッ!」「オゥ!」「クサッ!!」
魔法では無くオナラが出た、どうやらタナオウは魔法は使えないらしい
「もしここがファンタジーの世界だとすると、私達に適したジョブつまり職業があるかもしれない」
ヒカルは自分の職業が魔法使いだと仮定して話を進める
「その場合重要なのはいかに早く自分の職業に気が付くか、転職や上位職があるかだな」
タナオウが話に参加しない為ほぼ一人で話が進んで行く…
「かかってこい俺様が相手だ!」
タナオウの方を見るとさっきと同じモンスターに喧嘩を売っていた…
「本当に自分勝手だな…性格も良くなれば良かったのに」
タナオウとモンスターの一騎討ち勝敗は…
「痛ててててて!!!やめっ!挟まないで!俺様のケツが!」
ヒカルは冷めた目でタナオウを見ている
「マジ!助けてっ!あっ…」
「ブゥッ!」「オゥ!」「パカーン」
タナオウとモンスターの一騎討ちの結果はタナオウの逆転勝利!…でいいのかな?
「…やれば出来るじゃないかタナオウ、お前は今日から特殊職だ」
タナオウの職業が判明!?その職業とは?
「オナラ戦士だ」
自分の職業が判明したタナオウ(オナラ戦士)とヒカル(魔法使い)、当てもなく移動していると小さな村を発見、村を散策しているとまたタナオウが暴走!?
第二章ー実りの村クィモン