表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
どうしてそうなる、こうなった  作者: 世迷いごと愚痴り亭
2/2

魔姫への謁見

-- 部屋から出て歩いている途中、窓の外を蝙蝠の翼を持つ蜥蜴が飛んで行くのを見て、ここが元いた世界と全く違うことを改めて突きつけられた。

魔王は一つの扉の前で足を止めノックをした。

「エレナ、入るぞ」

中からの返事を待たず勢いよく扉を開け、中へ入って行った魔王だが、アイゼンは躊躇し空いた扉の前に立ち止まった。

「入ってきて構いませんよ」

綺麗な微笑みを浮かべて中へ通してくれたのは魔王やアイゼンと同じ銀の髪、肩より少し長いストレートヘアーの少女であった。年齢の割に気品にみちているが、やはりどこかあどけなく見る。「どうだ、ようやく成功した! 今回はちゃんと生きてるーーしかも魔族だ」

「御初に御目にかかります。アイゼンと申します」

今回はという言葉と魔族という言葉に疑問はあったが、それらしく挨拶をした。

「初めまして。エレナ・オウロ・ラデラスタ・ロードと申します。三人だけなのでエレナとお呼びください」

成る程、魔王自ら城の案内してるし、来る途中誰ともすれ違いにならなかったから大体想像ついてたが……こんな馬鹿みたいに広い城に今まで二人で暮らしてたのか。

「そういえば名乗って無かったな、デルス・オウロ・ヴィル・ロデロスタ・ロードだ! 魔王もしくはデルス様と呼べ!組織の役職による上下関係は大事だからな 」

「よろしくお願い致します」

アイゼンは、頭を下げた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ