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ジノヴィ、ソフィアと一緒に来たのはいいが、僕もあまり魔法が使えない事に気付いた。どうしよう、カルルを追うべきだろうか・・・

「弓使い」

修練場の人に手招きされる。一体なんだろう。2人に先に行ってと伝え、彼の元へ行く。

「何ですか」

「お前はどんな魔法を使っているんだ?」

そう問われても、魔法という魔法を使った覚えがない。正直にそう答えると、彼は言った。

「なら、まず魔力の使い方からだ。来い」

先生に手を引かれて、僕は古めの小屋に入った。


カルルとアリョーシャと別れて、私とジノヴィは大きくて綺麗な、屋敷のような場所の前に来た。門番らしき人が、私を見て目を見開く。だけど考えを打ち消すように頭を振ってから、私達をじっと見た。

「魔法の修練をしに来たのか」

私達は頷く。

「どんな魔法を使いたいのか、言え」

私は攻撃魔法を、ジノヴィは回復と補助魔法を使いこなしたいと伝える。

「・・・そうか。攻撃魔法は右、回復と補助魔法は左の入り口から入れ」

言われた入り口の前に立つ。

「それじゃ、また後でね」

そう言って手を振ると、ジノヴィは軽く手を振り返した。


私の入った部屋には、何もない空間がずっと広がっていた。

「ようこそ。手始めに、今の実力を見させて貰おうか」

先生のものらしき声が空間に響き渡る。次の瞬間、私の周りに大きな藁人形が幾つも現れた。

「魔法を一度だけ使って、そいつらを消してごらん」

私はそっと杖を掲げて、呪文を唱えた。最近覚えた、複数の敵を一気に焼き払う魔法。カッと杖の先が輝き、炎が噴き出す。それはあちこちに向かって行った。あまりの眩しさに、私は思わず目を瞑った。

しん、と辺りが静まり、目を開ける。私を囲んでいた藁人形は、全て姿を消していた。何処からだろうか、拍手しているのが聞こえる。

「上出来だよ。流石…と言うにはまだ早いかな」

突然、私の前に人が現れた。

ブラウンの艶やかな髪、男性なのか、女性なのかパッと見では判別できない顔。その人は、身に纏った真っ黒なローブをふわりと揺らしながら、お辞儀した。私もそれにつられる。

「いきなりで悪かったね、でも君の実力はよく分かったよ。僕は君の先生を務めるカンミだ、よろしくね。」

カンミさんはそう言って微笑んだ。

「さぁ、早速だけど、君に強力な魔法を教えようか!」

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