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ハーレムが嫌いな人はいるハズ
今まで平凡かつ平和に暮らしてきた地味な少年、彼方和樹。
そんな彼がある日“珍妙”にも人助けをしてしまった。しかも、助けたそいつは自らを神だと豪語した。
「助けてくれた礼にお前に嬉しい褒美をやろう」と神は言った。
不気味かつ胡散臭さ満パーセントなそいつから逃げるようにして和樹はその場を去った。
そして、次の日から彼の学園生活は劇的に変わっていくのであった。
学園のアイドルに言い寄られたり、
スポーツ系全力少女にぶん投げられそうになったり、
金髪縦髪ロールの高飛車お嬢様の執事にさせられそうになったり、
安息を求め図書館に入ると電波系中二病少女の電波にあてられそうになったり、
さらには幼なじみや存在するはずもない姉や妹が迫ってきたり、
「何、このハーレム?」
そして、そんな彼も誰にも言いたくない秘密がある。