第13話 三篠森・Nの弟、気持ち悪い。(汚い言葉注意、閲覧注意)
ご無沙汰でございますな。以前から何度も言っていることだが投稿することがあると悲報でしかないのがこの随筆の辛いところだな。
まずは前回以降の俺の近況報告をしよう。
カウンセリングにはしばらく通った。一回7000円。有給消化。これにて俺の有給は1月の再給付まであと2日しかない。幸いにも秋は定休日が多いのでどうにかなる。
活動報告を追ってくれている人はわかるだろうが、俺は7月以降かつてないペースで映画を見続けており、夏季休業期間が長い我が職場があったからこそこのペースを保ててている。このペースを維持出来ると夢の年間100本に到達するため、頑張っていきたいところ。この映画と友人の自称イケメンに非常に助けられており、映画に行ったり花火で遊んだりとこの夏は満喫。虫恐怖症もほぼ克服し、快適な夏を送れた。
カウンセリングの効果か弟の悪夢からは逃れられた。
この随筆では言わなかったかもしれないが、俺は唐突に家を追い出されたため実家に残してきた書籍などが多くある。それをとりに行ったタイミングで母に食事をして行けと言われたのでいただいた。当然弟とは別である。だが弟が自室で暴れ出す。いつものこと、予想出来たことではあったがむかつくし怖いものだ。
母によると、「今はあの子が『クレヨンしんちゃん』の再放送を見る時間だから観られなくて暴れている」という。
……。
昨年のフルパワー大暴れの時も弟は『クレヨンしんちゃん』を観ていた。
先日誕生日だった俺は家族で回転寿司に行ったのだが、帰りに母が奇妙な歌を口ずさむ。だが聞き覚えがある……。昔実家で『あたしンち』をリアルタイム鑑賞していた頃のミニコーナーの曲だ。
「この歌わかる?」
「『あたしンち』のやつでしょ?」
「ブロリーは毎日『クレヨンしんちゃん』『あたしンち』『金田一少年の事件簿』を合計三時間観ているの」
……。
「友達と話したい、孤独が辛いとか言っているのに、いい加減大人になった友達たちが子供向けアニメの世界に閉じこもってるブロリーと何の話が出来るんでしょうね」
と母が手厳しい一撃をグチっていた。母ももう弟にはうんざりしている様子が見られた。
俺も自称イケメンの友達とは『ドラゴンボール』『スラムダンク』『バキ』の話などはするが、転職活動、失業手当、退職金、結婚、街歩きの計画などフィクションの話以外もちゃんとしている。
また、これも活動報告を追ってくれている皆様はご存知だろうが今は俺の中で空前の『ゼルダの伝説』ブームである。
5月は『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』を3回目の挑戦にして初クリア。
6月は勢いそのままに『ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム』をクリア。
7月は『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』をクリア。
8月は毎年恒例! 『ゼルダ』に限らず全ゲーム最高傑作だと思っている『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』をクリア。
9月に入ってからは短いレジェンドモードだが『ゼルダ無双 ハイラルオールスターズDX』でガノンを倒した。
この五か月でガノン、ガノンドロフ、ガノンドロフ、終焉の者、ガノンドロフを倒している。
そこでだが……。『ブレスオブザワイルド』『ティアーズオブザキングダム』『スカイウォードソード』『ゼルダ無双』はニンテンドーswitchでプレイできるが、『トワイライトプリンセス』はWii及びWiiUでしかプレイできない。だが実家には両方あるので、まずはソフトをとWiiU版の『トワイライトプリンセス』を購入。8000円もする高い買い物であった。だが後は実家からWiiUを持ってくれば、と思ったのだが弟は拒否。
あの弟は毎月2万のお小遣いをもらっているのでPS4、PS5、俺が買ってやったニンテンドーswitchまで持っているのに……。あああ!
あああああ! 母を通じてと交渉を続ける!
「今までの体感だと『ゼルダ』シリーズは一か月もあればクリア出来る。一か月でいいから貸してください」
「ブロリーがダメだって」
「一か月1000円、延滞料金一月1000円で貸してください」
「ブロリーがダメだって。ねぇ、わたしが新しいWiiU買ってあげるから……」
もう知らねぇよボケ!!! うおおおお! 中古のWiiU買ってやったわ畜生が! ソフトと併せて17000円だ!
だがそうして飛びこんだ“影の世界”、“黄昏の姫君ミドナ”と“狼リンク”、ギラヒムと似た魅力を持つ“|僭王ザント”や“おばちゃん”などダークで素晴らしいものに出会えた。
……。ちなみに先日、俺が『トワイライトプリンセス』をプレイしていた7月の一か月間、弟がWiiUを一度でも使ったかと訊くと使わなかったそうだ。
『ゼルダ無双』は久しぶり。それこそWiiU時代にまだ仲が良かった弟と一緒にプレイしたが、当時は『トワイライトプリンセス』『スカイウォードソード』未プレイだったのでほとんどのキャラがチンプンカンプンなままプレイしていたが、今回はキャラへの愛着が段違いですごく楽しめている。
まぁそんな感じで真夏のピークが去った。最後の花火を今年は出来たな。
で、終わるほのぼの随筆ではない。
今日は……。世間を賑わせたとある事件と関連して思い出した弟の“気持ち悪さ”、その気持ち悪さの今後が不安になる我ら家族に入った報せの話。
ここからは非常にセンシティブな話になる。
この随筆を読んでいる人は知っていると思うが、俺自身も弟に対する恨み辛み憎しみで人間性を失っており、弟に対してはこの世に存在する全ての罵詈雑言をぶつけたい。そういう正常ではない状態の俺が書いているということで聞き流せないのが、今日これから書く内容のセンシティブさである。非常にデリケートなので読まなくてもよい。
……。いいな?
弟と京都アニメーション放火事件の被告と弟の気質が非常に似通っていることに気が付いた。裁判が始まってからわかった被告の性根と気質。
即ち、一つの“事実”、或いは根拠なき思い込みが妄想で膨らみ、それに支配されて恨み辛みに変わって他人に危害を及ぼすということだ。そして若い女性を見ると鼻の下を伸ばす気持ち悪さである。
弟は気持ち悪い。保健師、心理士、医師、訪問看護師……。確か区の保健師さんだったかと思うが、担当者が若い女性だったという。すると途端に鼻の下を伸ばしていろいろ話し始め、彼女の担当が変わると「今後は友達として家に来てほしかった」と気持ち悪いことを言ったという。
今は訪問看護師を相手にいろいろ話しているというが、俺は訪問看護師が若い女性なんじゃないかと睨んでいる。
また、我ら三篠家には20年以上家族ぐるみで付き合いのある家族がいる。仮にA家とする。
A家は長女、次女、三女の三姉妹。長女が我が家の妹と、次女が弟と同級生で、母とA家のお母上は同業他社。A母さんは俺にとってはプロレス観戦の師匠のようなものであり、プロレストークが盛り上がる。
両家でホームパーティーのようなものも昔は月一ぐらいで開かれていた。次女と弟は仲が良く、両家の両親が「二人は結婚するからさぁ」「のび太くんとしずかちゃんみたいに」などと言われており、実際相思相愛に見えた時期もあった。
だが次女ちゃんはMARCHのどっかに行き、大企業に勤めるようになった。それでも多忙を縫い弟と話したり外食してくれたりしていたようで、弟が次女ちゃんのことが未だに好きなのは一目瞭然、外食の後は少しでも長く一緒にいたかったのか散歩に誘ったり家まで送ったりしていた。
その次女ちゃんが結婚するという。もちろん、『あたしンち』『クレヨンしんちゃん』『金田一少年の事件簿』の話しか出来ないヒキニートが相手ではない。
確かに釣り合わないスペックではあるが、弟は次女ちゃんの気持ちを繋ぎとめるために何か努力をしたか? 卑屈な精神をどうにかしようと努めたか?
俺の自称イケメンの友人は、今はだいぶおとなしくなったものの今でも自称イケメン、モテるためにボイトレに行って自称杉田智和の声を磨いているし、ファッションや身だしなみもバッチリ、その上でマッチングアプリに入り浸っている。やつは施してもらおうなどとは思わず、自分で掴み取った若い女性好きという正当で気持ち悪くない(ここ数年は)。
……。
俺は……。マジで弟が……ストーカーとかになるんじゃないかと思っている。
勝手に「裏切られた」などと思い込み、ストーカーやそれ以上の事を……。
かつて、大学生時代の俺は編集プロダクションでバイトし、そこで
「ジブン、バイタリティないやん。この仕事向いてへんのや」
とクビになったが、もし弟にバイタリティがあれば犯罪を犯すだろう。そのバイタリティが弟とあの被告の差である。
もちろんどっちが偉い、どっちがいいなどではなく、あの妄想気質を持った時点で……。
弟憎さでニュースを賑わす話題に乗っかった形になるが
・何かのきっかけで妄想が膨らむ。
・それを真実だと思い込み、裏切られたと勘違いして他人に危害を加える。
・社会や周囲の人間のせいにする。
・運頼みか他人に施しにより自分の生活や環境が一変して一発逆転出来ると思っている。
・若い女性が大好き。
気持ち悪い。




