太陽を称えよ
泥雲にお隠れになった そのお方
出づるならば お神酒を用意致しませう
そなたの顔を直接見やれば 眩く
目蓋を閉じれば 擬似蛍が ぼうぼうと浮かびまする
「あー天晴れ。あー晴天なり!」
鼓に合わせて 飲めや歌えや どんちゃん騒ぎ
寒空のもと 鼻つづら垂らしては
暖かな春が来る色を 感じませう
うゐのおくやま けふこえて
「さぁ、行きまする!」
もうじき明けゆく明けゆく
望月が霞みけりな
泥雲にお隠れになった そのお方
出づるならば お神酒を用意致しませう
そなたのおかげで けふも生きておりまする
早咲きの花々の色も いとをかし
現代社会に私は在る
目まぐるしき時代の中で
あさきゆめみし ゑひもせす