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エッセイ

禁欲すると、ランニングのタイムが上がる

作者: 久賀 広一

近頃どんどん露悪(趣味)的になっているような気がしますが、まあ他に思いつかなかったということで、ご容赦ください。


以前、テレビで「ボクサー(というか競技者)は、試合前に力を蓄えるため、自慰まで我慢する」ということが当たり前のように語られていたんですよね。


僕はそういうの知らなかったから、「へえ、競技者はそこまで頑張らなくちゃいけないんだなあ・・・」と受け流していました。


そして、それとはまた別に、今度は自分が「小説を書きたいのに何も思いつかない」という状況になって、ある信仰にすがってみようと思ったのです。


うろ覚えなんですが、ずいぶん前に齋藤孝さんの本(だったと思うのですが)で、宮沢賢治が「創作のためには、性欲を溜めるのがいい」みたいなことを語っていた、という記述があったのです。

まったくの憶え違いかもしれませんが、僕はそれがずっと引っかかっていました。「本当か!?」と。


これまでにも試してみたことはあったのですが、さっぱり効果は分かりません。

”待つ”ということが一番難しく、それが最も良い作品を生み出すコツである、というような話の方が、信憑性がありました。


しかし、ここのところ書きたいという思いはあるのに、あまりに何も思いつかなくなって、その高名な作家の言葉に再びすがってみよう、という状況になってしまったのです。


未だにピンとくるようなものはありませんが、一つだけ劇的に変わったものがありました。


ランニングのタイムです。

そんなこと常識だったのかもしれませんが、僕は相当驚きました。


無理のない範囲でときどきランニングしているんですが、今は他に趣味もなく暇なので、よく詳しいタイムをとっています。


それが、「昨日の酒のせいで、今日は落ちるな」と感じるような体調だったのですが、大幅にタイムが上がりました。


それがちょっと驚異的で、もう歳だから”いつものようにムリせず走るなら、この時間は永遠に切れないよな”というタイムがポーンと出たのです。


別に「毎日枯れるまで処理してます」というような年齢でもないし、ただの偶然かもしれないんですけどね・・・


しかし、これもまた話を飛ばしてしまうのですが、イケメン=モテ男さん達も、けっこう禁欲されてるみたいですね。


何か、男はオナニーを我慢して精液を溜めると、”テストステロン”が多くなって(これもまた前回書いた薄毛の話と交錯してしまいますが)、外見の渋さが増すのだとか。・・・俗に言う”オナ禁は宗教”。


あと、筋トレしたあとの顔が引き締まるのも、テストステロンが出てるかららしいです。

モテ男さん達は、ほんとに日頃の努力を欠かさないから、モテ続けてるんですね・・・ほんとにそこにしか欲望が向かなかったり、いつも色気をふりまかれてると、さすがに鬱陶しいですが。

(あと、モテるためには周りを喜ばせるのが一番大事で、男前でも狙う7割にはフラれ、基本的に自分にしか矢印が向いてない人は、サッパリイケメンらしいです。当たり前ですが)


まあとにかく、毎日ほとんど変わらない日々を送っていると、ちょっとした変化でも本当に嬉しくなるんですよね・・・


勢いあまってこんなものを書いてしまうぐらい。


近年の本の佳作といえば、芥川賞「コンビニ人間」が僕は良かったと思うんですが、あれには「もう変化があるなら、悪い方へでもいい」というようなある種の境地が書かれてましたよね・・・


さすがに、そこまでにはまだなっていませんが、一年ほど横ばいだったランニングタイムが久々に動いて、こんな話を延々とやってしまいました・・・


でも「確かに禁欲は創作に効果があった!」という経験者がおられたら、ぜひ御意見をお寄せ下さい。


僕も本格的に試してみたいと思いますw


それでは、ここまでありがとうございました。

目指せ! (本気で)銀河鉄道!!ww












後日、TVで宮沢賢治特集をやってましたね。


ゲイだった(可能性が高い)ことに驚きました……

あとは、風の又三郎や、銀河鉄道などの代表作も、他者からの恩恵が大きかったことを知って、作家はほんとに周囲のささやかなことを大事にしていかなくてはならないんだと感じましたね……


よ~し、できるだけ細やかに生きていくぞ~!

……で、できるだけ……

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