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世界を詠う慈悲の魔女  作者: 『H∀Qqy∃ИD』
27/32

無題

※プログラムを起動※


※自動更新を開始※



…………何かがおかしい。


私は一人、その光景を見ていた。

()()()()()()()()()()

住民は今にも、アルマとフェリスを殺さんと刃を掲げる……

だが何かがおかしい。


()()()()()()()()()()()()()()()()


なんで?


私は虚空に問いかける。

なんでアルマはすぐ死ななかった?


どうして?

どうしてフェリスは生きてる?


何の手違いだ?

どうして、なぜ……()()()()()()()()()()()()()



傍観者は頭を抱える。

私は()()()()()()

フェリスが生き残ることも無かった。

代わりに手に入れたのは、過去の記憶。両親が人間に殺されたという過去。




※未来改変が発生しています※


私は人と距離を置いて生きてきた。

だから、面識のある友達はフェリスだけだった。



※未来改変が進行中※


だから街が燃えた時、急いで向かった。

()()()()()()()()()()()()()()、その後だった。



※未来改変阻止プログラムを実行しますか?※


そこで私はあっけなく殺された。

躊躇なく、人々から串刺しにされた。



※プログラムを実行中※



ポツリ、ポツリと降り出す雨。


宙ぶらりんになった私はようやく理解した。何故かずっと前から雨が嫌いだった理由。

やっと思い出した。私の名前。



※プログラムが動作を停止しました※


雨が降り注ぐ日だった。

私の親は人間に殺された。私を山で逃し、斧で惨殺された。


私は覚えていたのだ。思い出したくはなかったが。

忘れたかったはずだったのに。



※プログラム妨害者を確認中※


それから私は()()()


引き金は、スカートに持っていた魔導書。

コレは本当に強大な魔法だ。現に今も、私の中で作動し続けている。



※妨害者を特定しました※


その名も、『真理コード』。

この魔法を手に入れるに伴い、私は変わった。

まず人を辞めた。()()()()()()()()()()()()()が、その証明だ。


私は全ての人間を殺した。

ある者は貫き、ある者は燃やし、ある者は窒息させ、ある者は切り刻んだ。

だが足りなかった。

私の内に秘められた復讐心は、()()()()()()()()()()では済まされなかった。




※妨害者:()()()()()


だから、私は文字通り『過去へ跳んだ』。

私の協力者を募るため。

そして、信頼できると思っていた魔女がいた。



※※緊急エラーが発生※※


アルマ。

私が唯一、信頼できると信じていた魔女。



※アノマリーが観測されました※


アルマ。

この世で最も愛するべき()()()



※第二の『真理コード』が存在しています※


その彼女が裏切った。

私と同じ苦痛を受けるべき彼女が。

私が救済するはずの彼女が。



※未来改変阻止プログラムを実行できません※


もう、いい。


※未来改変阻止プログラムを実行できません※


アルマ、貴方がそう言うのならば。


※未来改変阻止プログラムを実行できません※


私は()()()()()()()()()


※未来改変阻止プログラムを実行できません※


貴方ごと、この世界を許さない。


ゆるサナイ。



※未来改変阻止プログラムを実行できません※


………………


※未来改変阻止プログラムを実行できません※


…………


※未来改変阻止プログラムを実行できません※


……


※未来改変阻止プログラムを実行できません※


※未来改変阻止プログラムを実行できません※


※未来改変阻止プログラムを実行できません※

※未来改変阻止プログラムを実行できません※

※未来改変阻止プログラムを実行できません※

※未来改変阻止プログ__


「あー分かった分かった。黙れ」

そう言って魔導書を開く。それと同時に、先程までのエラーメッセージが途切れた。

「自動システムを停止する。これからは私の意思で世界を破滅へ導く」

パラパラ、とページをめくる。


そこに書かれていたのは災厄の魔法。

私が『災厄の魔女』と呼ばれる所以。


「……とりあえず、()()()()()()でいい?」

その内の一ページを開く。書かれていたのは、私が考え得る限り一番被害の大きな魔法。

ちょっとコストは大きいけど、あの人間……もとい害虫共には、これぐらいが適正だろう。



「……さ、行きましょうか。」



私が悲しむこんな世界なんて、壊れてしまえ。



※シナリオを更新※


※コード『カタストロフ』が起動しました※



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