月が泣くとき。
月が泣くとき
きまって君も泣いて僕を呼ぶ。
旅に出ている僕だけど
そのときはすぐに君のもとに
飛んで帰ってみせるんだ。
傷付いた身体を闇色の外套で覆い
沈み込む心を強靭な杖で支え
疲れた顔を微笑みの仮面で隠して
ほら、
いつもの僕が帰ってきたよ。
ほら、
傍にいるから泣かなくてもいいよ?
月が泣きやんで眠るまで
君が泣きやんで眠るまで
ほら、僕はずっと傍にいるから。
さあてそれじゃあ、
今夜は歌でも歌おうか?
月が泣きやんで眠るまで。
君が泣きやんで眠るまで。
過去の文章を加筆修正して投稿。
ジャンルに困る。
詩ではない気がするが童話でもないし
ファンタジーでもないような…。
ま、いっか。