遊園地
親友と遊園地に行った。
遊園地は好きなんだけどなぁ
あの、ちょっと現実離れした独特の空気が好き
くるくる回るメリーゴーランドだって好きだし
お化け屋敷のドキドキ感も味わいたい
だけど
だけどなぁ
醍醐味かもしれないけど、どうしても絶叫系は苦手なんだよなぁ、、私
でもあの子、そういうの大好きなんだもん
それが楽しみで、大雨が降るって天気予報で言ってても、行くって。
まぁ、いいんだけどね。行きます、行きますよって感じで。
行ったらいきなりジェットコースターだって。朝からはキツいよさすがに。でもそんなこと聞いちゃいないもんね。乗ったよ、私。
朝から眠気眼でのジェットコースター。一気に目、覚めましたよ。早くも半泣きでした。
そっからもまた引っ張って連れてかれてゴンドラ。
さっきのよりはよかったけどね、揺れる時はやっぱり怖くてあの子にしがみついてた。怖い怖いって言ってるのに、キャハハハって笑って全然気にしてくれないの。もう、自分のことばっかなんだから。
ああ、思い出したら腹立ってきた。
同じ目に遭わせてやりたくて、お化け屋敷行こうよって何度も誘ったんだよね。
そしたら、いやだぜーったい入らない、無理やり行かせたら絶交だからね!だって
なにそれ
超自分勝手
怒ろうかと思ったけど、大人な私は怒りを抑えましたとも。
そのあとお昼食べたんだけど、近くに座ったカップルがさ、超笑えて。
初デート、なのかな
彼氏のほうが会話しようと頑張ってたけど、内容めちゃくちゃで。
「夏はかき氷とアイス、どっちだと思う?」何その話題のチョイス
「アイスかな」って言った彼女に対し、
「え、マジで?うそ、なんで?俺かき氷なんだけど。かき氷何味好き?」うわー
「レモンかな」
「え〜俺イチゴなんだけど。やっぱかき氷ってイチゴだと思わない?」
「そうだね・・・」
くだらなすぎて二人で馬鹿にして笑った
何この男。超つまんない。男ってみんなこんなことしかしゃべれないの?って私が言ったら、本当ひどいねこいつ、こんな彼氏絶対いらないってあの子が言った。だよねだよね、女同士で来たほうが楽しいよねって行ったら、そうだよね〜だって。
男なんて、こんなもんだって。話合わないし、気使えないし。超つまんない。
お昼食べて、この遊園地1番の絶叫マシーンとやらに並ばされた。もう並んでる時から心臓ばっくばく。乗りたくない気持ちでいっぱいだった。なぜか前に並んでる日本語ペラペラな外国人二人と仲良くなって、お互い仲良いね、とか話し合ってた時、なんと幸か不幸か雨が降り出した。
嘘でしょ、というあの子を尻目に、心の中でガッツポーズをとる私。神様ありがとう。
結局雨強くなって、そのジェットコースターは止まっちゃった。やったね
ギリギリまで並んでたおかげで、私達びしょびしょ。あの子、Tシャツ一枚だったから、ブラ透けちゃってて、直視できなかった。髪も濡れてるし、なんかいつもと雰囲気変わる。変にドキドキしちゃう。
いったん屋根の下に避難して、学校のこととか、勉強のこととか色々話してたら、あの子がポツンと呟いた。来年になったら、受験勉強しなくちゃだし、もうこうやって二人で遊びに行ったりできなくなるよね。
いきなり、すごく悲しくなった。
でも、ちょっとくらいは遊びに行ったりできると思うよ。毎日受験勉強ばっかするわけじゃないと思うし・・・。そう言ったら、毎日勉強するよ、当たり前じゃん。私は行きたい学校あるんだもん。
そう言われちゃった。なんか置いて行かれた気分。やっぱ再来年になったら別の学校行くのかな、同じ学校行こうとか、考えてないのかな。
今は学校でもずっと一緒だし、毎日メールもするのが当たり前だけど、これが普通じゃなくなっちゃうのかなぁ
こんなことを考えてたら、アナウンスが流れた
一回アトラクションは全部止まったけど一部アトラクション(怖くないやつ)と、ウォータースライダーは運行するって。そしたらあの子、急に笑顔になって、やった!ウォータースライダー行こうよって。また腕引っ張ってきた。こっちの気持ちも知らずに本当に自分勝手なんだから。
簡易なレインコートみたいなの買わされて、結局五回もそれに乗った。二人で変なポーズで写真撮ったりして、いっぱい笑った。
帰る時には全身びしょ濡れで、遊園地の隣にある温泉行ってから帰ろうよ〜って何度もせがまれた。遅くなったら怒られるでしょって、今度は私が駅まで引っ張ってった。
駅について、動き出したはいいものの、10分走ったか走らないかのところで、まさかの特急電車が止まるというハプニング。そしてもうすぐ一時間が経つところ。これが現在。
私はとりあえず親に連絡いれたんだけど・・・相変わらずマイペースなこの子は、すやすやと居眠り中。しかもめっちゃ寄り掛かられてるし。
今日もさんざん振り回されたなぁ
とか思ってちょっと頭のせられてる方の肩を揺らすという報復をしてみたりするけど、反応なし。
意地になってめっちゃ揺らしてみたら頭がぐらんぐらんして落ちそうになる。
だったら起きろよ・・・とか思うも頭を支えて定位置に戻してあげる私の優しさ。
なんで私はこの子にこんな甘いんだろうなぁ、とか思うけど、寝顔見ると思わず微笑んでしまう。
ねぇ、私のこと友達の中で一番好き?
私が考えてるぐらいあなたは私のこと考えてる?
私の好きとあなたの好きは同じなのかな?
そんなことを問い掛けてみるけど、相手には伝わらない心の声で終わってしまう。
なんか、切なくなって、携帯のカメラで写真を撮った。
寝てるけど、私にめっちゃ寄り掛かってる図、なんかいいかな。
終
ノンフィクションに近いフィクションです。
こういう微妙な年齢の微妙な気持ちの話が好きで、ささっと書いてみました。




