表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
私はお姉ちゃんのようにしか見られていなかった。それでも彼の恋を応援する恋愛物語  作者: アオ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
9/55

#9 衝撃の恋愛相談

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「私はお姉ちゃんのようにしか見られていなかった。

それでも彼の恋を応援する恋愛物語 」をどうぞ!

翌日の放課後もいつも通り私たちは部室へ向かって部活動を始める。

井口「あたしが今書いているやつももうすぐで完成だぁ~!」

荒川「早いな、確か執筆し始めたの一か月前だよな?」

井口「そうだよ!やっぱり戦隊ものは栄養補給になるんだよぉ~」


今の二人の会話から井口さんが戦隊ものを好んでおりおそらく

戦隊ものを書いていることが予想できた。

にしても井口さんが戦隊ものを書いているなんて驚きだ。

荒川「小学校のころからずっと戦隊もの好きだからな」

井口「だって敵を倒すシーンとかかっこよくない!?あのいかにも

   強そうな名前の技を使って倒すところとかあこがれる~」


大川「瀬名ったら戦隊ものについて語りだすと止まらなくなるんだから。

   静かに集中して執筆しなさい」

井口「……は~い」

少し不満そうにしながらも静かに大川さんの言うことを聞く。


そして執筆しながら時々弘樹の横顔を眺めていると部活動は終わった。

井口「ぎりぎり終わらなかったぁ~……もう少し時間があれば

   書き切ることができたのに……」

あれから数十分経ったが井口さんはそんなことを言っている。

もしかして文芸部員の"もう少し"は信じてはいけないのかもしれない。


帰り道、弘樹と帰っているとなんだか妙な胸騒ぎがした。

なんだろう……このもやもやした気持ち……なんだか嫌な予感がする。

そっと様子を伺うようにして弘樹の横顔を見ると少し悩んでいるような感じだ。

私がなんて言って話題を踏み出そうかと迷っていると弘樹が顔を上げて

弘樹「ねえ、佑月って恋愛したことある?」


弘樹から恋バナを持ち掛けてきたのは初めてで驚きととても大きな不安が

入り混じった複雑な感情になった。

私「私は……うんん、したことないよ」

私はウソをついた……弘樹のことが好きだなんて言えるはずがない。

弘樹「そっか……なんかさ言葉に言い表せないんだけど……

   もしかしたら……好きな人ができたかも……」


弘樹がとても恥ずかしそうにしながら言うその姿に胸を打たれる。

やっぱり……いずれ来ると思っていた……でもそれがこんなに早いとは

思ってもいなかった。何とか必死に自分の気持ちを押し殺して

偽りの笑顔を作って話を進める。

私「ほっ……本当!?誰!?私の知ってる人」

思った以上に私は偽りの行動が上手いらしい。


弘樹「うん……文芸部の大川先輩」

部活中、弘樹の横顔を見ていて一つ気づいたことがあった。

明らかに大川さんに目を向けていたのだ……その悪い予感があたってしまった。

ショックと同時に"仕方がない"という気持ちさえ芽生えていた。

私「そっかぁ~……大川さんかぁ~」

私が名前を復唱すると弘樹はさらに顔を赤くした。


私「そういうことなら私に任せて!恋愛は……したことないけど

  弘樹の恋を全力で応援するから!」

弘樹「ありがとう。佑月はお姉ちゃんみたいな性格で面倒見がいいから

   とても頼れんだよ、本当にありがとう!」

私「うっ、うん」

弘樹の言葉を聞いてさらに私の心はえぐられたような気持ちになった。


その後、弘樹と分かれて自分の家に帰宅する。

宿題をやるのも忘れて私はベッドに寝転がる。

はぁ~……やっぱり知美の言う通り私は"お姉ちゃん"としか見られて

いなかったんだ……そう思うと自然と涙が頬を伝わり始めた。


何が"弘樹の恋を全力で応援する"だよ……私は弘樹のことがずっとずっと

好きだったのに……なんで私はこうやって協力してしまうのだろうか。

本当にそういうところが私が私自身の大嫌いなところだ。

そのまま枕に顔をうずめて声を出して泣いた。


気が付けば帰宅してから小一時間が経っていた。

たくさん泣いていたからか目が赤くはれてしまっていた。

私「さすがにこのままじゃやばいかな……」

そうひとりごとをつぶやいて体を起こす。

しかし何にもやる気力が起きず結局はスマホをダラダラと見て

そのまま夜ご飯を食べ風呂に入り就寝した。


翌日なんとか目の腫れが引いていることを確認した私は登校する。

弘樹と会ったときに目の腫れに一瞬気が付かれたかと思ったが

どうやらそれは私の思い違いのようでいつものように接してきた。

しかし気を緩めたらすぐに泣いてしまいそうなくらい情緒が不安定だ。


何とか弘樹の前では泣かずに学校まで来ることができた。

自分の席で準備をしていると眠たそうな目をこすりながら知美が入ってくる。

私「おはよう、寝不足?」

知美「ふぁ~……おはよう。うん昨日の夜ちょっと勉強してたらね……

   って佑月の目少し腫れてるけど大丈夫!?」

私「えっ、そんなに私の目腫れてる!?」


知美「めちゃくちゃってわけじゃないし、普通の人が見たら気が付かないよ」

私「よかった~……実は昨日さ……」

そう言って私は昨日起きた出来事を一通り話始める。

知美「……そんなことがあったんだ……辛いね……」

私「なんかごめんね、朝からこんな暗い話しちゃって」

知美「大丈夫。そんなことよりも佑月は自分の心配をしなさい!」

お母さんのように言う知美に思わず笑う。

読んでいただきありがとうございました!

コメント(感想)をくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ