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私はお姉ちゃんのようにしか見られていなかった。それでも彼の恋を応援する恋愛物語  作者: アオ


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50/55

#50 クリスマスデート~前編~

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「私はお姉ちゃんのようにしか見られていなかった。

それでも彼の恋を応援する恋愛物語 」をどうぞ!

集合場所に着くとすでに井口さんと荒川さんが作戦を立てているようだった。

私「おはようございます。二人とも早いですね」

井口「あっ、佑月ちゃんおはよう。いや~楽しみだからね~」

荒川「なんだかやっとって感じがするよね」

荒川さんのその言葉からやっぱり二人が両片想いだということは

うすうす気がついていたようだ。私は苦笑いしながら

私「やっぱりあの二人話しているとき楽しそうでしたからね」


井口「そうなんだよ!瀬野も弘樹君にめちゃくちゃ惚れてるんだよね。

   昨日の夜まで電話でずっと"どうしよう……めちゃくちゃ緊張する"って

   ばかり。そんなこと電話で話されて二やつかないはずがないでしょ」

井口さんにそんなことがあったんだ。結構真面目そうな見た目と性格を

しているだけあってそのギャップはかなりのものだった。


井口「それで今日の日程としてはこの後、駅に行って電車で隣町まで

   向かう。そこからバスで遊園地まで行ってデート開始っていう感じ。

   お昼はもちろん遊園地内で食べてその後も遊んで帰る直前に

   観覧車に乗って告白っていう流れ!説明してるだけで

   ロマンティック~!瀬野が羨ましいな~」

そう言って井口さんはちらりと横目で荒川さんを見る。

すると荒川さんは苦笑いしながら

荒川「わかったて。これが終わったらデート行こうぜ」

井口「ほんとっ!?やっぱり圭大好き~!」


これから大川さんたちのデートと言うのにその前に二人のいちゃつきを

見せられて私は思わず苦笑いをしてしまう。

井口「もう少しで二人が集合するだろうから気づかれないように!」

そして数分後、先に弘樹が集合場所に着いたようだ。

いつもの私服で今日の弘樹は一段と大人びているような感じがする……

いかんいかん、私が見惚れてしまってどうする!

しっかりと気合いを入れなおして行く末を見守る。


ちなみに恰好としては大人びているが様子としてはドキドキして

周りをうろついているようだ。

井口「やっぱり弘樹君、緊張してるね」

ニヤニヤしながら井口さんがそういう。やっぱり井口さんはこういう

展開が好きなのだろう。身近な人となればなおさら。

すると向こうからもこもことした服に包まれた大川さんが登場。


おそらく寒いからもこもことした服にしたのだろうがそれが

余計に大川さんの可愛さを引き立てていた。

その姿に見惚れてしばらく何も話さない二人。

弘樹「あっ、おっ……おはようございます。お願いします」

大川「うっ、うん、おはよう」

なんだ、ういういしい会話は……もう少しガッツを出せ!ガッツを!


そしてなんやかんやあって少し緊張が解けたのか二人はいつもの

楽しそうな会話をしながら駅へ向かっていた。

私たちも二人から十分距離を空けて着いて行く。

会話はよく聞き取れないが楽しそうな様子はかなり伝わってくる。

二人が電車に乗り込んだので私たちもそれに続いて後ろに乗る。


井口「最初はどうなるかと思ったけどここまでなんだかいつも通りだね」

私「ですね。最初のはやっぱりお互いに意識しすぎていたからでしょう」

井口「だね~、よしっ!このまま遊園地まで行くよ~!」

そして電車に揺られてバスに揺られること計三十分……

隣町にある遊園地にやってきた。クリスマスの装飾がされており

遊園地全体にクリスマスムードが漂ってくる。


二人の行動を見守っていると最初はメリーゴーランドに乗るらしい。

様子を見ていると神様のいたずらかたまたま乗れるところが馬車しか

ないようだった。もちろん好きな人と一緒に乗れるということなので

嫌がってはないはずだが、お互いに心配しすぎて無言らしき状況になっている。

井口「なんかもどかしいな~。もう観覧車じゃなくても告白しちゃえばいいのに」

確かに井口さんの言う通りでクリスマスということもあり周りには

家族連れあるいはカップルしかいない。もちろんその状態から見たら

絶対に二人はカップル判定となるだろう。


そんなことを考えているとあっという間に次のところへ向かっているようだ。

井口「次はジェットコースターみたいだね~。前半から飛ばすね~」

井口さんはそう言いながらまたもやニヤニヤしていた。

今日の一日だけで果たして井口さんは何回"ニヤニヤ"するのだろうか。

井口「じゃあせっかくだしあたしたちも隣の観覧車に乗って

   二人の様子を見守ろうかね!」

そう元気に言った井口さんはすぐに観覧車乗り場へ向かう。


井口「お~!上からだと全体がよく見える!あっ、瀬野と弘樹君あそこで

   並んでる!こんなところからでも見えるんだ~!」

確かに井口さんが指さす方向には大川さんと弘樹が並んでいるのが見えた。

上からではあまりわからないがおそらく楽しそうにしゃべっているはずだ。


観覧車が頂上に上り切って下っているときにちょうど二人がジェットコースターに

乗り込む様子が見えた。私たちはその先を息をのんで見守る。

発進と同時に徐々に上に上がっていき頂上に着たとたんに下がる。

詳しくは見れないが楽しんでいる様子だ。

読んでいただきありがとうございました!

コメント(感想)をくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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