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私はお姉ちゃんのようにしか見られていなかった。それでも彼の恋を応援する恋愛物語  作者: アオ


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28/55

#28 夏休み最後の部活動

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「私はお姉ちゃんのようにしか見られていなかった。

それでも彼の恋を応援する恋愛物語 」をどうぞ!

私「おはようございます」

大川「おはよう。今日は弘樹君休み?」

私「はいそうです。夏休み最後の部活くらい来ればよかったのに……」

私の言葉には恋愛感情も含めていた。それを全く知らない大川さんは

大川「まあまあ。最後だし小説の執筆を進めてね」

私「はいわかりました。そういえば前の部活動の後、弘樹が

  頑張って執筆作業をしていましたよ」

大川「私にも負けないくらい部活に対する熱量を持ってるからね。

   そういう後輩が来てくれて私はうれしいよ」


そう言ってニコリと笑う大川さん。一方、私はというと部活動に対する

熱量があまりないことを大川さんに感じ取られていたようでとても恥ずかしい。

確かに最初は弘樹が目的で部活に入った。

でも私も回数を重ねるごとに部活動へのやる気の姿勢は変わっていった。

まあ最初からやる気に満ち溢れていた弘樹や大川さんと比較されてしまったら

何も言うことはできないがそれでも私も一生懸命やっているつもりだ。


すると部室の扉が開いて井口さんと荒川さんが一緒に入ってくる。

大川「二人ともおはよう。今日は執筆進めてね~」

私に言ったことと同じことを言う大川さん。

荒川「そうだな。そろそろ普通の小説の執筆も進めないとな」

井口「あたしは長編を文化祭の部誌に載せるつもり!」

大川「張り切るのはいいけど締め切りだけは守ってよね」

荒川「瀬名は原稿がいつもぎりぎりだからな」

井口「夏休み前の部誌はちゃんと期限を守ったって!」


そんな微笑ましい会話を聞きながら私は執筆作業に取り掛かる。

えっと前回の続きを書かないと……気が付けば井口さんや荒川さんも

執筆に取り掛かったみたいで執筆音が部室に響く。

……執筆作業に夢中になっていると大川さんがつぶやく。

大川「みんなの余裕があればだけど執筆した小説をネットに

   投稿するっていうのはどうかな?」

荒川「いわゆるWeb小説ってやつか。確かにありかもしれないな」

井口「Web……小説?」


荒川「そう。少し前までは本を知らない人に見てもらうためには

   実際に本を作る……つまり会社を通して書店に置いてもらう必要が

   あったんだ。しかしそれでは多くの費用と手間がかかってしまう。

   そしてWeb小説が出来てネットさえあれば誰もが小説を投稿して

   見てもらったり誰かが書いた小説を見ることができるものだ」

井口「なるほど……確かに文芸部にとっては最適だね!」

大川「ただSNSのアカウントを作るには顧問の先生の許可がいるから

   そこだけ確認したら早速投稿してみようか」


井口「いいね!投稿する際の原稿は機械で読み取らせてやる?」

大川「そうだね、それが早そうだね。ただネットだけに投稿するものなら

   打って書いてもいいかもしれないね」

荒川「まあそれは追々やっていくことにしよう」

私「あの~……具体的に誰の小説を投稿しますか?」

大川「そうね~……あっ、投稿頻度を決めてこの期間はこの人って感じで

   完全交代制にして投稿すればいいんじゃない?」


井口「そうすれば今年度が終わるまでには二周くらいできそうだね」

大川「うん、ただネット投稿よりも現実が優先だからみんなの余裕がある

   ときの方がいいわね。まあとにかく執筆作業をするわよ!」

大川さんがそういったと同時にまたもや部室の扉が開いた。

先生「おはよう!あれなんか話し合いをしてた?」

大川「先生いいところに来てくれましたね。実は……」

そう言ってさっきまで話していた内容を先生に伝える大川さん。


先生「なるほど……SNSのアカウント取得ね~……いいわよ」

大川「本当ですか!?」

先生「うん、部長の大川さんなら任せられるわ。後で部活代表の先生に

   伝えておくからその許可が下りればすぐに作っていいわ」

大川「ありがとうございます!」

先生「良いってことよ!できたら教えて先生もみんなの小説みたいから」

大川「はい!もちろんです!あっ、前に届いた部誌のやつ見ますか?」


先生「みるみる。って結構本格的なものになってるな」

大川「はい、すっかり全員この形が気に入ったみたいで。

   予算があれば次回も印刷は同じところに頼もうと思っています」

先生「すごいな~、文芸部もここまで大きくなったのか」

何を言っているんだこの先生は……つい最近顧問になったばかりだろう。

しかし先生が感動しているので、とてもそんなことを言える状況ではない。


先生「まだ読みたいところだがテストの丸付けが終わっていないんだった。

   部活が終わる際に職員室に立ち寄って行ってくれないか。

   その時にこの本を持ってきてくれ」

大川「わかりました」

そう言い残して先生は慌ただしく職員室へ帰って行った。

井口「あの先生、慌ただしい先生だよね~」

私「はい。いつも落ち着きがないというかなんというか」


そう一言かわして私たちは再び執筆作業に戻る。

それから数分後……部活動の終了時間となった。

一同「ありがとうございました!」

五人の威勢のよいあいさつが部室に響き渡る。

私は一人、静かな廊下を抜け学校を去った。

読んでいただきありがとうございました!

コメント(感想)をくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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