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私はお姉ちゃんのようにしか見られていなかった。それでも彼の恋を応援する恋愛物語  作者: アオ


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#26 初めての部誌

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「私はお姉ちゃんのようにしか見られていなかった。

それでも彼の恋を応援する恋愛物語 」をどうぞ!

私「おはようございま~す」

暑かった廊下から冷房が効いている部室に来て私は天国に来た気分だ。

弘樹「おはようございます、お久しぶりです」

大川「二人ともおはよう。弘樹君無理に呼んじゃったけど大丈夫だった?」

弘樹「あっ、はい今日はたまたま塾がない日だったので」

大川「それはよかった。部誌に関しては先生が受け取ってくれたらしいから

   あとで先生の方からもらってくるね」


大川さんがそう言うと弘樹は目を輝かせながらうなずいていた。

やっぱり弘樹は部誌が気になってる様子だ。

私「そういえばまだ大川さんだけなんですね」

大川「うん。今日は彼氏と一緒に行きたいって言ってたから多分しゃべりながらで

   部室に来るのはもう少し後なんじゃないかな」

彼氏という単語が出て私たちは苦笑いをした。


大川「二人が来るまで執筆していていいからね」

そう言われたので私たちは自分たちの作品の執筆をし始める。

隣を見るとすでに書くネタは決まっていたようでスラスラとシャーペンが

進んでいる弘樹の姿があった。やっぱり私はこういうところが好きだ。


そんなのに浸っていると扉が勢いよく開く。

井口「おはようっ!って佑月ちゃんと弘樹君もう来てたんだ」

大川「二人が朝からイチャイチャしているからでしょ」

井口・荒川「べっ……別にイチャイチャなんかしてないし!」

一言一句重なって言う二人に私は思わず笑ってしまった。

それにつられてか弘樹や大川さんも笑いだす。


部活開始早々から大川さんにいじられた二人は耳を

赤くしながら静かに執筆作業を始めた。

大川「あれ瀬名が自ら執筆作業やるところ久しぶりに見た~。

   もしかしてさっきの気にしちゃってるのぉ~」

今日の大川さんはやけに恋愛に対してチャチャを入れていく。

それに比例するようにして井口さんの顔が赤くなっていく。

井口「べっ……別に気にしてなんかないし!そっ、それより早くやろ!」


無理やりにでも他の話題に持っていきたい井口さんバーサス

恋愛に対してチャチャを入れたい大川さんのバトルが始まった。

そんなバトルを横目に見ながら私たちは執筆作業を進める。

そして数分後、またもや部室の扉が開き今度は先生が入ってきた。

先生「みんなおはよう。どうだ、書くのはかどってるか~?」


私「おはようございます先生。朝から元気ですね」

先生「まあな。それと部長さん頼まれたもの持ってきたぞ」

大川「ありがとうございます。そこの机に置いておいてください」

先生「わかった……ってなんで二人はそんなに顔を赤くしているんだ?」

二人というのは井口さんと荒川さんのことだ。


私は苦笑いをしながら適当にごまかすつもりでいたが今日の大川さんの

テンションによってしゃべり始めようとする。

それをすかさず防ぐようにして口をふさぐ井口さん。

井口「なっ、なんでもないですよ。それより他の先生に呼ばれてましたよ。

   早く職員室に行った方がいいんじゃないですか」

先生「そうかわかった。じゃまた次の部活でね~」


先生が部室から去って行くと騒がしかった部室が一気に静かになった。

井口「ふぅ~……よかった。瀬野余計なこと言わないでくれる?」

大川「え~なんで別に先生一人に知られるくらい全然いいでしょ」

井口「一人に知られるくらいって……なんか今日の瀬野おかしいよ」

大川さんを静止するのだけで体力をもってかれたのか井口さんは疲れていた。


荒川さんは今の騒動をどんな心情で聞いていたのだろうか。

顔色をうかがってみたが苦笑いをしていた……これはどんな心情だ?

考えてもわからなかったので私は執筆作業に戻った。

弘樹「大川先輩、これ開けてもいいですか」

するとわくわくした様子で大川さんに聞く弘樹の姿が。

大川「いいわよ。前に依頼していた部誌が届いたみたいだからね」


小さめの段ボールの中には部員の数である五冊分が詰められていた。

しかもその一冊一冊にシュリンクで包装されておりその丁寧さがうかがえた。

弘樹「すげぇ~!本当に僕たちの小説が本になりましたね!」

大川「うん、これまでずっとプリントアウトしていただけだったから

   ここまで完成度が高いものは初めてでうれしいね」

井口「えっ、マジの本じゃん!?すごっ!」

さっきまで疲れ切っていた井口さんのテンションも上がり始めた。


弘樹は丁寧にシュリンクを外して中を読み始める。

弘樹「一番最初は大川先輩の作品なんですね」

大川「うん、なんとか原稿はぎりぎりで終わったからよかったよ」

私も印刷された本を手に取ってみる。確かに書店で売っているような

ちゃんとした本の形になってる。それだけでなんだかすごい。


私「でもなんか表紙味気ないですね」

大川「あ~今回は荒君にお願いしてなかったからね」

荒川「文化祭の部誌は任せてよ。いつも俺が絵を描いているからね」

荒川さんがそう言ったので私は驚いた。まさか荒川さんが表紙を

かざるような絵をかけるなんて。

大川「五人の中で唯一漫画も書くからねいつもやってもらってるよ」

へぇ~そうなんだ。

読んでいただきありがとうございました!

コメント(感想)をくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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