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私はお姉ちゃんのようにしか見られていなかった。それでも彼の恋を応援する恋愛物語  作者: アオ


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#2 文芸同好会

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「私はお姉ちゃんのようにしか見られていなかった。

それでも彼の恋を応援する恋愛物語 」をどうぞ!

私「てっ……先に行っててもよかったのに」

玄関を開けた先に立っていたのは弘樹だった。

弘樹「まだ遅刻しない時間だから大丈夫だよ」

そう言いながら私たちは小走りで学校へ向かう。

遅刻しない時間って、走らないといけない時間なのに……


そんなことを思いながら私は弘樹の横顔を見る。

弘樹「ん?どうしたの?」

私「いっ、いやなんでもないよ」

危ない危ない……でもこれだけ長い時間いるから意識してほしいのに。


そして何とか遅刻を免れて私たちは安堵する。

知美「あれ佑月珍しいね、こんな時間に来るの」

私「うん……ちょっと私が寝坊しちゃって」

知美「へぇ~、それで彼氏を待たせるなんていけない女だねぇ~」

私「べっ……別に彼氏じゃないし!それに声大きい!」

朝から知美のちょっかいに顔を赤くしながらなんとか準備をする。


それからは何事もない平穏な日々が続き、とうとう部活動決めの

時期になっていった。部活動……おそらく高校生の大半の人が通る道だろう。

とは言ったもののあまり部活動に執念があるわけでもない。

中学時代は吹奏楽部に所属しており何かしらの行事などで演奏をしていた。


部活動決めの際にポイントになるのが部活動紹介だ。

体育館へ移動して各部活動の紹介を見る。それで部活を決める人もいるはずだ。

各部活動の発表がされていきとうとう最後の部活動となった。


部長「こんにちは、文芸同好会部長の大川です。私たち文芸同好会では

   部員僅か三名で活動を行っています。活動内容は、自分たちで

   小説や漫画を書くことを行っています。書いた小説や漫画は

   生徒会新聞に載せてもらったり部誌で載せたりします。

   部員数が少ないので多くの方が来てくださるとうれしいです。

   これで文芸同好会の部活動紹介を終わります。ありがとうございました」


流れるように口から出るその説明文に私は気をとられていた。

そういえば弘樹、文芸同好会に興味があるって言っていたっけ。

別に狙っているわけじゃないけどちょっと面白そうだと思った。

体育館から帰ってくると周りで"どの部活にする?"という声が聞こえた。

弘樹「佑月は入りたい部活動決まった?」

私「うんん、弘樹が興味あるって言っていた文芸同好会は

  ちょっと面白そうって思ったから部活動見学はするつもり」


弘樹「本当!?佑月の書く小説みたいな~」

そんなのんきに言う弘樹に私は笑って

私「なんだか他の人に見せるのって恥ずかしいな~」

と付け加えておいた。

弘樹「吹奏楽部はいいの?」

私「うん、友達に誘われて入っただけだし。高校は新しい部活がいいからさ」


そして待ちに待った部活動見学の日。

私たちは文芸同好会が活動している旧資料室へ入った。

大川「来てくれてありがとうございます。部長の大川です、お願いします」

私たち「お願いします」

大川「えっと……」

部長さんが慌てていると本のようなものをもってくる人が来た。


井口「一応副部長の井口で~す!まあ部員が少ないから副部長って言っても

   名前だけなんだけどねぇ~。それとこれが部誌。あたしたちの先輩の

   小説や漫画も入ってるよ~」

部長さんとは打って変わってかなり陽気に話を進める井口さん。

荒川「井口頼まれたやつ持ってきたぞ~。あれ部活動見学の子たち?」

後ろの扉から出てきたのは背丈が少し高い男の人だった。


井口「うん、今部誌を見せてたところ~」

荒川「文芸同好会へようこそ。部員の荒川です。よろしくな」

私たち「よろしくお願いします!」

大川「荒君ありがとう、部誌自由に読んでいていいからね」

弘樹「あっ、ありがとうございます」

部長さんから受け取った部誌をまじまじと見つめる弘樹。


私も部誌を受け取り中を読み進める。

そこに書かれていた小説のジャンルは様々だった。恋愛や異世界転生

SFや推理もの。本当にみんながのびのびと書いているのが伝わってきた。

部誌を読みながらちらりと弘樹の方を見ると目を輝かせながら真剣に

部誌を読んでいた。それだけこの部活動に興味があるということだろう。


井口「そういえばまだ二人の名前聞いてなかったよね」

私「あっ、そうですね。大野佑月です、よろしくお願いします」

弘樹「伊藤弘樹です、お願いします。部誌すごいですね!」

井口「でしょ~。この同好会も発足してまだ二年目なんだけどね」

大川「私の先輩の一人が私たちと一緒に同好会を発足したけど

   受験勉強で忙しくなるから三月で引退しちゃって今この人数に

   なってるからね……他の部活も回ると思うけどもしよかったら

   文芸同好会も是非視野に入れてほしいな」


そう熱く語る大川先輩の姿に何か感じるものがあった。

恋愛どうこうよりも普通に小説や漫画を書いてみたいと思った。

すると一斉に校内放送が流れ始めた。

放送「部活動体験を速やかに終了してください。部活動はこれまでと

   同じ時刻で終了するようにしてください」

私「先輩、今日はありがとうございました」

弘樹「僕絶対に文芸同好会に入部しますのでお願いします!」

そうして部室を後にした。

読んでいただきありがとうございました!

コメント(感想)をくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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