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私はお姉ちゃんのようにしか見られていなかった。それでも彼の恋を応援する恋愛物語  作者: アオ


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19/55

#19 文芸部合宿一日目朝

皆さん、こんにちは!アオです!

それでは「私はお姉ちゃんのようにしか見られていなかった。

それでも彼の恋を応援する恋愛物語 」をどうぞ!

弘樹「おはよう。この時間帯でも結構暑いね」

私「おはよう弘樹。うん一日目は森林教室だから比較的涼しいかもね」

弘樹「確かに!それにしても楽しみだなぁ~」

弘樹はそう言って私の隣を歩く。私の気持ちすら知らずに。

現在時刻は7時前。こんな朝早くに集まるので結構眠たい。


でもそれと同時に弘樹と一緒に合宿に行けるということで

うれしさは頂点になっていた。久しぶりに塾から解放されたということで

弘樹も今日は目いっぱい楽しむつもりらしい。

先輩たちとの集合場所は最寄り駅。電車に乗って今日の目的地である

山の奥の方へ向かうらしい。あまり詳細は知らないため楽しみだ。


大川「あっ、二人ともおはよう~!」

私・弘樹「おはようございます」

弘樹「あれ、井口先輩と荒川先輩は?」

大川「あの二人ならもう少しで来るって。おそらく今頃

   イチャイチャしながら向かってきているはずよ」

大川さんがそう言うと私は苦笑いをした。


弘樹「井口先輩と荒川先輩って付き合ってるんですか?」

大川「うんしかもつい最近。弘樹君は来てなかったけど夏祭りの

   ときに無事にハッピーエンドってわけよ!」

弘樹「へぇ~なるほど」

恋愛初心者なのか他人の恋愛にはそこまで興味を示さなかった。


私「大川さん元気そうですね。眠くないんですか?」

そう言っている途中で私はあくびをした。

大川「うんいつも比較的早い時間に起きてるからね。この時間はいつもより

   遅いくらいだから全然大丈夫だよ!」

私「すごいですね。いつもこんな時間に……」

そう言いかけるともう一度あくびが出た。するとそこへ


荒川「三人ともお待たせ。瀬名が寝坊してたみたいでさ」

井口「ごめぇ~ん……で も 眠 た い」

井口さんはわかりやすく眠そうなテンションでいつものような上々な

テンションは見られなかった。というか荒川さん井口さんの名前の呼び方

変わった?前までは"井口"だったし……やっぱりカップルってそういうことか。


大川「よし全員そろったことだし次の来た電車に乗ろうか」

そう言って大川さんは改札を通る。私たちも続くようにして改札を通る。

弘樹「僕たちが行くところまで電車が走っているんですね」

大川「まあ山の中だからそこまで近くはないんだけどね。

   電車から降りて十分ぐらいで着くからね」

荒川「結構時間かかるんだよな?」

大川「うん目的地までかなり入り組んでいるからそこそこかかるよ」


そう会話をしているうちに電車がホームに入ってきた。

私と井口さんは眠い足取りで車内に入る。

朝で通勤に利用されない区間ということもありかなり席は空いていた。

私たちは近くに空いていた席に腰を下ろす。

自然と私、弘樹、大川さん、井口さん、荒川さんの順番になった。

弘樹は大川さんの隣で少し緊張しているのか頬が赤くなっているのがわかった。


そして電車に揺られること一時間……大川さんが寝ている井口さんを起こして

目的地に到着した。とは言ってもここからまだ歩くのだが……

大川さんが言っていた通り駅から歩いて十分で森林教室の集合場所に

着いた。開始時刻までまだ二十分あるのに森林教室に参加する人が

かなり集まっていた。そしてここまで来るとだいぶ眠気がなくなった。


井口「よ~しっ!夏祭りはネタ考えれなかったけど

   この森林教室ではちゃんと考えるぞぉ~!」

さっきの電車で寝たおかげか井口さんはかなりやる気に満ちていた。


さらに人が集まり十数分後……

案内人「皆さんおはようございます。朝早くから集まっていただき

    ありがとうございます。本日はこの山で森林教室を行っていきたいと

    思います。基本的には歩いてこの山を感じてもらいます。

    途中の休憩箇所では木を植えてもらったり植物や昆虫の採集を

    行ったりするつもりですので是非楽しんでください」


案内する人が一あいさつを終えると早速森林教室のスタートだ。

私たちも含めて周りの人全員がそこそこの重装備となっている。

弘樹「この服装、結構動きずらいね」

私「だね。もう少し簡単な森林教室だと思ってた」

井口「今日は昼くらいまで森林教室があって用意してくれた

   昼ご飯を食べて解散って流れらしいよ」

荒川「昼ご飯かぁ~何を用意してくれているんだろうな~」

大川「荒君それは早いって、さっき朝ごはん食べたばっかでしょ」


その会話だけで私たちだけではなく周りの人も

笑ってくれてとても和やかな雰囲気になった。

歩き続けて十数分、日が少しずつ昇ってきておりじんわりとした

暑さに襲われる。早くも汗が出てきている。

大川「暑いわね~、水分補給だけはしっかりしておいてね」

さすが大川さん気を配れている様子だ。


ここ数日雨が降っていない影響か山の斜面はかなり固くなっていた。

井口「山の中だから多少は涼しいかと思ったけどそんなことないね~」

まさに井口さんの言う通りだ。そして歩くこと二十分後。

一つ目の休憩所に到着した。すると案内してくれている人たちが一人一本分水を

くれた。家からも予備をもってきたがこれはこれでかなりありがたい。

読んでいただきありがとうございました!

コメント(感想)をくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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