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#1 高校生活スタート

皆さん、こんにちは!アオです!

本日から新しい連載物がスタートします!

あらすじは大体タイトルの通りです!

それでは「私はお姉ちゃんのようにしか見られていなかった。

それでも彼の恋を応援する恋愛物語 」をどうぞ!

校長「新入生の皆さん、これからわが校で楽しく勉学に励み行事を楽しんだり

   時にはぶつかったりしてお互いを高め合ってください」

校長先生の話が終わると体育館は拍手で包まれた。

桜が舞う四月、私は高校へと進学した。卒業したばかりの中学の近くに

位置しているため数人は知っている顔ぶれがいる。

しかし、もちろん新たな仲間と過ごすことにわくわくしていた。


弘樹「佑月、今年もクラス同じだったね」

私の名前である"佑月(ゆづき)"と言ってきたのは幼馴染の弘樹(ひろき)だった。

私「だね。これも運命かもしれないね」

自分で言っていたが内心めちゃくちゃドキドキしていた。

弘樹「うん。そうだね」

そう言って優しく笑う弘樹に私の心は奪われたも同然だ。


教室へ入ると私たちは自分たちの席へ行く。

すると親友である"知美(ともみ)"がとてもうれしそうな顔をしながら近づいてくる。

知美「おっはよ~!また佑月と同じクラスはうれしいよ~!」

私「おはよう、私もうれしい。二年連続だね」

中学三年生の時に同じクラスになって好きなアニメが同じで意気投合し

そこから親友になっていたのだ。


知美「でも弘樹ともクラスが同じだから少し進展ありそうだね!」

私「ちょっ……知美声が大きいよ……」

私は顔を赤くして弘樹の方を見る。よかった気づいてなかった。

知美にしか言ったことがないが私は弘樹に恋をしている。


きっかけは中一の頃。小学校から進学して恋愛の話が多くなってくる。

私も恋バナに混じっているときに言われたのだ。

"いつも弘樹と一緒だけど佑月はどう思っているの?"と。

正直、それまでは異性としてというか恋愛対象としては

意識していなかった。ただ友達にそう言われて数日弘樹と話していると

なんだか妙に浮かれている自分がいた……


そしてそれが恋だと気が付くのはそこまで時間を必要としなかった。

ただただ友達から言われただけで恋に落ちるなんてちょろいと

思われてしまうが、何と言われようとも弘樹のことが好きだ。

しかし、その恋心に気が付いて早四年……気持ちを伝えられずにいる。


もちろん二人で過ごす時間が多いのだからいくらでも伝えられるときは

あった……ただ今の関係を崩したくないという感情と弘樹を困らせて

しまうだろうと思っているからだ。弘樹はあまり目立つ方ではなく

彼から恋愛をしたという話も聞いたことがない。

つまり弘樹自身が恋愛での"好き"を完全に理解していない。

そんな状況で告白するのは自分から砕けるようなものだ……


それに弘樹が私のことを友達として好いてくれていても恋愛感情としては

ないだろう。数年いるからそれくらいわかりきっている。

それでもその関係から抜け出すためアプローチを続けてきた。

受験期では放課後毎日勉強したり休みの日には水族館やショッピングモール

カラオケ、映画館……たいていの場所は一緒に行った。

もちろん祭りにも積極的に誘った。そして私は思った。

"少しは弘樹の方から誘ってくれてもいいと思うのに……"と。


知美「まあまあ、恋愛に関してはなんでも私に相談しなさい!」

そう言って自信満々に胸を張る知美を私は苦笑いをして見る。

知美はこれまで付き合った人数が二人でよっぽど私よりも

恋愛経験がある。だからたまに助言してもらったりする。


私「でも知美は中三のときすぐに私の恋心に気が付いたよね?」

知美「当たり前でしょ。しょっちゅう、知美と弘樹が話しているところを

   見かけたからさすがにどっちかが気があるでしょと思って」

私「えっ……それだけでわかったの?」

知美「わかるって!みんな黙ってくれていたけど大半の人が

   知美の想いは気づいていると思うよ」

知美にそう言われて私は顔を真っ赤にする。


すると私のその様子を見かねたのか弘樹が近づいてきて

弘樹「大丈夫、佑月?顔真っ赤だけど……あっ、知美も同じクラスなんだ」

知美「うん、今年もよろしくね。じゃあ私は行くねぇ~ごゆっくり~」

知美はそう言いながらニヤニヤして去って行った。

この状況を楽しんでいるのは知美ただ一人だった。


私「だっ……大丈夫だから。そろそろ時間だし座らないと先生来るよ?」

なるべく平常心を保ちながら弘樹にそう言うと

弘樹「そうだね、体調が悪くなったら言った方がいいからね。それじゃあ」

そう言って私に無邪気に手を振る弘樹……

そんなことするから期待しちゃうじゃないの……


入学当日、弘樹に振り回されながらなんとか一日を終えた。

私「疲れたぁ~……」

家に帰った直後、ベッドに大の字で寝転ぶ。

私「これからの高校生活どうなっちゃうんだろう……」

知美の言葉を思い出しながらふとそんなことを口に出す。


別に不安があるということではない……ただ中学以上に恋焦がれているだけだ。

私「とりあえず私がアプローチしないと気付かないからね!

  よしっ!前よりも頑張るぞぉ~!」

そう目標を口に出して少し早いが私は浅い眠りについた。

翌日私は起きたとたん気が付いた。やばい寝すぎた。

時刻は8時、すぐに着替えをして玄関に出た。

読んでいただきありがとうございました!

ブックマークや評価を付けてくださるとうれしいです!

それでは次回お会いしましょう!アオでした~!

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