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1章@ao
いつの日か、あおがころんだ日。
泣かないで我慢していたら、あまねくんは、だいじょうぶって言ってくれた。
「あまねがずっといっしょにいるから!」
って優しく笑ってくれた。
『未来のあおへ
あおがつらくなったらあまねくんがいるの。
未来のあおがつらくなったら、あまねくんはいる?
あおがつらくなったらね、あまねくんは
「泣いても良いよ」って言ってくれるの。
未来のあお。
辛かったら泣いても良いんだよ。
あまねくんが大好きなあおより』
あおは、この間と同じ、水色の封筒に手紙と一緒にきれいな空の絵を添えた。
この間、あおとあまねくんで見た、きれいすぎるくらい眩しい、太陽の絵。