表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
死霊王に俺はなる!  作者: 城乃山茸士
死霊王、すべてを忘れ人となる
140/142

マスターは初心者向けの説明会に参加するようです

「サカモト・ユータローさん。冒険者登録はサンテナン本店、と」

サンテナン……なんとなく聞いたことあるような気がする。そこにこのギルドのような組織の本部があるということか。冒険者の店だから本店、なるほど。

「すみません、ちょっと記憶がはっきりしなくてですね……一度、依頼の受け方とか、冒険者の店についてとか、教えていただくことはできますか?」

分からないことは聞くしかない。初心者向けの説明みたいな制度はきっとあるだろうから、最悪金を払ってでも教えてもらおう、そう思って聞いてみる。幸いこのカードでそれなりの金額が使えるようだし。

「それでしたら、登録者向けの簡単な案内がありますので、受けていかれますか?」

なるほど、右も左もわからないんだ、それがいいだろうな。

「じゃあそれをお願いします」

「わかりました。ではお昼の鐘が鳴ったらそちらの扉から入って、階段を上がってください」

他に何人ぐらいいるんだろうな?

「今のところ他に二名ですね」

とりあえず飯はここで食えるようだし、適当に昼まで時間潰すかな。


鐘の音を聞きながら、そこそこ立派な扉を開ける。扉の奥は思ったより簡素な階段。のぼりとくだりがある。ちょっと下に何があるのか興味がわいたが、あまり勝手なことをして怒られるのも恥ずかしいので、おとなしく階段を上る。後ろから足音が聞こえるのはきっと他の受講者なのだろう。面倒なので振り返らなかった、のだが。

「なに?あんたも今日登録したの?」

声をかけられてしまった。

「いや、以前登録してた……はずなんだけどね。覚えてなくて。仕方ないから色々教えてもらおうと思ったら、初心者向けの案内があるって受付で教えてもらってね」

「なにそれカッコワル……」

ずけずけと言う子だな。わりとかわいい顔してるくせに。そう思いながら振り返る。

「まあでも初登録と変わらないよ、何も覚えていないんだしね」


◆◆◆


「あの体で体験したことぐらい残して置いたらよかったのに」

「それをすると結局全部思い出しちゃうから、意味がないでしょう?少し不便かもしれませんがすぐ慣れますって」

「まあ、マスターですからね……」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
cont_access.php?citi_cont_id=476437095&s
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ