三人とフレンドになった
クラスメイトの武宮君、花園 優斗君、久木山 理央さんとフレンドになった。
それぞれタケミカヅチ、ユート、リオリオという名前で。
「とりあえず情報入ったら教えるよ。魔王軍が狙われてるとか」
「いいの?」
「いいよ。その代わりテスト前に勉強を教えてほしいかな」
「それぐらいならいいよ」
そういうと三人は「よしっ」とガッツポーズをしていた。
勉強かぁ。私はもう高校三年生ぐらいまではすでに履修済み。全部頭の中に突っ込んだ。だから基本的に大丈夫だと思う。テストは。
昔から勉強大好きっこだったしなぁ。小学三年生の時にはもう中学一年生の問題を解いていたらしい。
「早速なんだが懸賞金かけられているらしいぞ。冒険者ギルドで貼られているな。冒険者プレイヤーが数で攻めてくると思う」
「……へぇ」
「さすがに私たちは準備ぐらいしか手を貸せないわよ?」
「いいよ、それで。今そういう情報を聴けてラッキー」
そうか。攻めてくるのか。
それも数で。一枚岩でいかないってことがわかってるんだろうな。それでも今知れたから対抗策を考えることができる。
ただ、いつ来るかが問題なんだよな。
「いつ来るかわかる?」
「決行の日は明後日だーって昨日呟いてたよ」
「ということは明日ね……。ワグマたちにも話を通しておかないとな」
「ワグマって友達?」
「阿久津だよ。お金持ちの。ついでにビャクロは球磨川な」
「ああ、お金持ちさんと柔道さん!」
ビャクロ柔道さんって覚えられかたしてるのか。
「三人で魔王領経営してんの?」
「いや、他に二人はプレイヤーいるよ。一人は君たちも知ってる人」
「クラスメイト?」
「副担」
「葛城先生?」
「違うよ」
「広瀬先生か?」
「そう」
「ふぁあああああ!?」
リオリオがなぜか叫んだ。
「広瀬先生ってA2Oのときものすっごく有名だったわよ!?」
「そうなの?」
「精霊王から始まって最終的には生命の主神にまで進化して、ボスモンスターをいち早く倒していたのが広瀬先生よ!?」
「よく知ってるな……」
「私も小さいころA2Oやってたもの!」
ミキ先生にはそんなゲームの歴史が。
ボスモンスターをいち早く倒してとかさすがだな。普段観察していると運動神経がいいのがわかる。柔道バカで大人顔負けの才能を持ったビャクロと柔道勝負してほとんど互角というのだから化け物なのもわかる。あの可愛い顔してものすごく才能あるんだよな……。
「正直あなたが作戦考えてミキ先生が行動を起こすって相当やばいわよ。やばいやつを魔王の味方にしたわね……」
「ミキ先生は自由にやってもらうつもりだけどね。チリリンさんもミキは豪運で自力でなんとかできるからとはいってるし」
ビャクロみたいに勉強ができない、頭が回らないというわけじゃない。広瀬先生は先生だから賢い。というか、臨機応変に、柔軟に対応できる。
だから、大丈夫だろう。
「むしろその相方のチリリンさんって人が私はバカだから作戦を考えたらわかりやすく説明してくれと言われたよ」
「ああ……」
「まぁ、近いうちに冒険者たちが来るんでしょ? 信じて行動するからね……。もしもこれが嘘情報なら、もう信用はしなくなるから」
「嘘じゃないよ……」
ならいいんだけど。
もはやクラスの女王として君臨しているパン子さん……
…まぁ現実のパン子さんは頼めばほとんど手伝ってくれるという優しさも知られてるからね、仕方ないね。




