アンパン先生訪問
後日、本当に訪れた竜胆先生。もといアンパン先生。
懐には刀を差し、日本の甲冑を着てまるで武士のような感じだった。六文銭の旗を掲げてることから真田幸村が一番好きなのか?
「ってことで来ちゃいましたぁ」
と、アンパン先生の声がするが、顔がよく見えてないためにワグマは誰か気づいておらずはてなマークだった。ビャクロは知らないだろうからいいとしてもワグマは気づかないか。
ミキ先生もいるが、誰だろうという目を向けている。
「……あれ、気づかれてない?」
「そりゃそうでしょ顔隠してるんだから……」
「か、兜ですよ!」
で、ワグマが私に「こいつ誰?」という視線を向けてきている。
私はちょっとため息をついた。
「小学校四年生の時の担任」
「あ、あー、竜胆先生! 竜胆先生こんな装備なの……?」
「はい。武将が大好きなんですよね。いいですよね、真田信繫」
「真田信繁?」
二人がはてなマークだった。
私とミキ先生はきっちりわかってるっぽいが、やっぱり広まってる方の名じゃないからな。
「聞いたことない? 真田幸村って」
「それは、まあ有名ですから聞いたことありますけど……」
「真田幸村の本名が真田信繫だよ」
「そうなのか!」
てっきりビャクロあたりは知っててもおかしくはないんだが。
日本一の兵と呼ばれたから強いってことでビャクロは惹かれそうだし。まあ、幸村って名前しか知らないのも無理はないか。
「で、先生がどうしてここに?」
「訪れただけですよー。昨日パンドラさんに現実世界であったんです」
「本当?」
「うん。黒歴史も聞いた」
「それは忘れてください……。こほん。とまぁ、私もちょっと君たちが懐かしくなって顔が見たいなって。君たちは小学校に顔を見せてくれないものですから」
「普通行かなくない?」
「ああ。私も小学校とかには顔出してないな」
「君たち以外の人は来ましたよ?」
え、まじで。
あの小学校の奴らそんなことしてたの? みんな顔出してるの? と、先生を見るとちょっと視線をずらしている。
嘘かよ。
「先生、嘘はよくないですよ」
「へっ!? バレました!?」
「嘘だったのね。なんとなくそんな気はしてたけれど」
「先生、もしかして私たちがいなくなって寂しいとか?」
「それもあります」
「それしかありませんじゃないかな…」
と、ミキ先生が呆れていた。
するとその時だった。ミキ先生の足下に置いていた卵が急に光出す。ぴき、ぴきと徐々に亀裂が広がっていった。
「た、大変だッ! 卵が孵るぞッ!」
ミキ先生が卵を急いでかかえて、そして屋外に飛び出した瞬間、卵が完全に割れたのだった。
作者のツイッターでは自分の主人公感とか話してます。
あと裏話とかも話すかも?




