エルフ族の特徴を説明するコーナー
エルフのサユリが待っているという中庭に私は足を運んだ。
「来ましたか」
「サユリが鍛えてくれるの?」
「同じエルフ族として……ね?」
それは助かる。
エルフ族とダークエルフ族の違いがわからないんだよな。私の中でのダークエルフのイメージって褐色肌っていうイメージあるんだよ。
肌白くできたらそれはもうダークじゃないやんっても思った。
「こほん。まずエルフ族である私は闇魔法は使えないのでそこらへんは自力で伸ばしてください」
「エルフとダークエルフって闇魔法使えるか使えないかだったっけ」
「おおむねその違いですね。あと、ダークエルフは光魔法が使えないのでアンデッドにはめっぽう弱いのもあります」
まじかよ。
光魔法がアンデッド特攻と考えていいんだ。光使えないとなるとアンデッドと対峙したら私はお荷物ということになるのか?
くっ……。逃げゲーになる予感しかしないぜ……。
「では次に、魔法の伸ばし方について説明いたします」
「魔法? たしかMPを使い切っていけば伸びるんじゃないの?」
「それは人間だけです。人間以外の種族は伸ばし方がちょっと特殊というか」
「そうなんだ。結構使ってきたのに成長しないなって思ったら特殊だからか……」
10レベルも上がったのに魔法の類が一切成長しなかったのが疑問に残っていた。
MPを使い切るということもしてみたが、無駄だったのを覚えている。
「エルフは、魔法を精霊を使って使います」
「精霊?」
「私の横に飛んでいるのが見えませんか? 小さい羽が生えた白い光が」
「えっ」
見えたためしないけど。
よくよく目を凝らしてみてみるとたしかにいた。
「いた」
「それが精霊です。精霊というのはエルフの半身。自身が精霊となることも可能です。こんなふうに」
サユリの体が光ると、今度は光濃くなった精霊がそこにいた。
私にもそれ出来るのかな? と、念じてみると、私も光出す。そして、気がつくと私の体は黒く光っていた。
だ、ダークエルフだもんね……。
「できましたね。精霊状態になると魔法は使えますが物理攻撃ができないので物理攻撃しか効かない相手には無力になりますので気を付けてくださいね」
「は、はい!」
「ただ、精霊になると体が小さくなるので小回りは効くでしょう。人間にはほとんど見えないのでスパイにいくのも可能ですね。獣人には精霊が見えるそうですが」
「獣人には見えるんだ」
「奴らは鼻がいいので。あと、精霊は体力がそこまでないので獣人の攻撃を一発受けたらおしまいだと思ってください」
「あ、はい」
体力が少ないのか。
まぁそれも仕方ないのかもしれない。
「エルフ族の簡単な説明は終わりにして……魔法を覚えましょうか」
「はい」
サユリに魔法を教えてもらった。




