天の魔王の予言 ①
案が浮かんできそうなその時だった。
あの街の上空が光りだす。そして、何かが、人らしきものがやってきたが……。直感だが、あれは何かやばいと感じた。
すると、その者は地上に向けて光を放つと、その光が爆発する。
「「なっ!?」」
なんだあれは。
私たちはまた急いでその者へと向かうのだった。
街に改めて入ると、逃げ惑う獣人の人。
そして、さっきのあいつらしきものがみえた。魔人……? だがしかし、さっきの光景はなんだ。あの光の正体は?
あの爆発する光……。ただもんじゃないな。
「ほう、神の眷属か」
「なに、なにしにきたの」
「裁きを与えに来た。獣は、滅ぶべきであるという予言通りに……」
「予言だぁ?」
何を言っているんだろうか。
そんな予言は聞いたこともない。というか、その予言は当たったことがない。ノストラダムスの大予言でも地球は滅ぶ……とはいっていたが滅ぶことはなかった。
そういうのはあてにならないんだよな。
「まず誰だあんた」
「私は天の魔王、エスタルジーである」
「へえ」
魔王、魔王ねえ。
「私の王も魔王なんだよね。奇遇だな。仲よくしない?」
「笑止。獣の味方をするものは、同族であろうと神であろうとうち滅ぼす!」
すると、私たちめがけて光を放つ。
私はアデュランの首根っこを掴んで引っ張って避ける。光が一直線に放たれ、その光が爆発した。爆発する光……ビッグバンかな? いや、違うな。
どういう仕掛けで爆発してるかわかんないけど、水と光って相性悪いんだぜ? こいつは私に負けると思うんだ。
「随分と強大な敵見たく現れたところ申し訳ないけど、そうそうに決着つけさせてもらうよ」
「ほう? この我を倒すというのか」
「もちろん。アデュラン! 逃げて獣人を避難させろ! ここは私がやっから」
「わかった!」
アデュランは走って逃げていく。
私は、指をぽきぽきと鳴らすのだった。相手が光を使うっていうんならものすごく簡単だ。光をどうすればいいかは既に考えついている。
悪だくみとか悪用させるのは私に任せておけばいい。
「あんた一人で何ができるのか、見定めてやろう」
「偉そうな口調だけど、見定める余裕はないと思うよ」
私は一直線に駆け出した。
水の刀を創り出し、それを投げつける。それははじかれてしまうのだった。私は次々に投げつけていく。ぽいぽいぽいっとね。
勝負はまだ始まったばかり。決着は早くつけましょうか。長丁場は好きじゃない。天の魔王だか何だか知るもんかよ。魔王を討ち取るなんてわけないんだぜ?
それがワグマであってもだ。
それをしないのはワグマが私の友人だからだ。自惚れかもしれないけど、私は強いんだぜ?




