四話
すいません!更新が遅れました!
あと今回は急いで書き上げたため、話が薄いです。
本当にすいません!
それでは、本編をどうぞ!
受付の人は本を開き、それを見ながら説明を始めた。
「まずは探求者がどんな仕事をするのか、説明しますね」
「よ、よろしくお願いします」
「はい、まず探求者は塔の中に潜ることが大前提となります。そのため、塔の中に潜ることをやめた探求者は探求者としての身分を剥奪します。休みを取る際はギルドにきちんと連絡してください」
つまり休むことを事前にギルドに伝えて置かなければ、知らぬ間に探求者としての身分を剥奪されてる可能性があるということか!?……連絡はきちんとしよう。
「あなた方は塔の中に潜った際にモンスターに遭遇すると思います。探求者は遭遇した魔物を倒して、それらを解体してから、ギルドに素材として売ることで生計を立てます」
「塔の中ではモンスター以外でも素材を集めることってできるんですか?」
ジークは疑問に思ったことを受付の人にそのまま質問した。
「可能です。塔の中は外の世界と違い、季節が存在します。そのため、そこでしか手に入らないような直物などがあります。それらを素材として売り、生計を立てる探求者もいます」
「なるほど」
「説明を続けますね。探求者には踏破した階層によってランク付けされます。ランクは下から白、青、赤、銅、銀、白銀、金、黄金となっております。まぁ、実際のところ白銀までしか存在していないので、金や黄金は伝説のランク扱いになっているんですけどね」
受付の人はテヘッうっかり〜みたいな顔で言った。
俺はこれを見て、この人、大人っぽく見えてたけどただのアホの子ではないかと思ってしまった。
「他に何かありますか?」
「ああ、最後になりましたが探求者として塔の中に潜った際に怪我や死亡をした場合はギルドで責任は負いませんのでご了承ください」
「了解です!」
受付の人の忠告に対して俺はビシッと敬礼をして返事をした。
俺の返事を聞いた受付の人は面白かったのか声に出して笑うと再び口を開いた。
「まだ自己紹介をしていませんでしたね。ギルドの受付嬢をしています、ハルって言います。どうぞよろしくお願いしますね、新米探求者さん」
受付の人もといハルさんは語尾にハートがつきそうな口調で俺達向けてウィンクをしながら言った。
何故か俺達の後ろのほうで人が倒れる音がしたのかは気にしないことにした。というか、気にしたら負けな気がしてきた。
「とりあえず今日から塔を登られるのであれば、一応レクチャーしてくれる人をつけれますけど……どうしますか?」
俺達三人は長年培ったアイコンタクトによって会議した結果、断ることにした。
「すいません、俺達は最初の時は三人だけでって決めてますから」
「そうですか……それなら気をつけて行ってきてくださいね」
「はい、ありがとうございました」
俺達はハルさんにお礼を言い、ギルドの外へと出た。
外に出た途端にイリヤが俺の脛を蹴ってきた。
「いったあああ!」
見事に入ったイリヤの蹴りは俺に激痛を与える結果となった。
俺に激痛を与えた張本人は期限が悪いのかそっぽを向いていた。
ジークはこの状況を見て、ただただ苦笑いするしかなかった。
「俺が何したって言うんだよイリヤ!」
「フン!ハルさんの胸を見てデレデレしていたくせに……」
あらぬ誤解が生まれていると思い、すぐに弁解をした。
「い、いやいやいや!あれは俺は悪くない!胸が大きいハルさんが全て悪い」
「見ていたってことは認めるのね」
あれ?ちょっと待て。さっきよりもひどくなってねえか!?イリヤの後ろに般若が見えるんですけどー!
「い、いや、そのだな……」
「認めるのね」
「い、いや……」
「み・と・め・る・の・ね」
「……はい」
俺だってまだ命が惜しいんだ!こんなに怒ったイリヤには少しでも反論したら死ぬな……
「ま、まあまあイリヤも落ち着いて」
て、天使だ。人の皮を被った天使がおる!
仲裁してくれたジークによってイリヤの怒りは一時的にだが納まった。
だが、安心はできない。帰ってきてから俺に命はあるのかなぁ……心配だ。
それはともかく、やっと《バベルの塔》の中に入ることができるため、俺の緊張はマックスだった。
やっと、登ることができるんだ!あの天に届く塔に臨むことが!
最後まで読んでいただきありがとうございます!
次回はいつ更新するかわかりませんができるだけ早くします。
それでは、また次回で!