6日目 公園で・・・
今回は少し中途半端に終わります
休日、俺がだらだらと過ごしていると、突然普段ほとんど鳴らない携帯が鳴り出した。
「もしもし、晴?私だほのかだ」
「どうしたんだいきなり電話をかけてきて」
電話をかけてきたのは彼女のほのかだった。
以前に電話番号やメールアドレスは交換したがかかってくるとは思わなかった。
「晴今暇か?」
特に予定もないので暇だと答えた。
「それは良かった、今から遊びに行かないか?私もやることがなくてな。中央公園の噴水の前で10時に待ち合わせしよう」
彼女の誘いに俺は二つ返事で了承した。
■
俺が中央公園に着くとすでにほのかが噴水の前で待っていた。
「悪い待ったか?」
「いやだ丈夫だ私が早く着いただけだ」
当たり前だが今ほのかは普段と違い学校の制服ではなく私服だ。
今ほのかは白のワンピースを着ている。
独特の青い長髪と白があわさり上品さをかもし出している。
「何か言うことがないか晴?」
俺がほのかの服装を見ていると少しほほをふくらませほのかが聞いてきた。
「あ、ああ、可愛いなとても似合っている」
これの返事はどうなのだろうと、言ったすぐ後に思った。
はじめてみる彼女の私服に単純でつまらない台詞を吐いたなと思ったがそれ以外言葉が出てこなかった。
今まで彼女を持ったことがないのだ仕方のないことだと思う。
しかし、ほのかは
「そ、そ、そうかそれは良かった」
顔を真っ赤にしてめちゃくちゃ動揺していた。いや防御力低すぎだろと、おもわずいいそうになった。
もしかしたら彼女のお気に入りの服なのかもしれない。
「ところで今日はどうするんだ?」
「ん、あ、えっととりあえず公園を散歩しないか?」
「分かった」
俺が返事をするとほのかは俺の隣に立ち手を繋ないだ。
(こういことは平気でできるのにな)
そう思いながら俺たちは公園の散歩し始めた。
■
「晴はなにかスポーツをしているのか?」
公園を散歩しながら話しているとそんな話題になった。
「いや、あまりやってないな小学校のときにサッカー二年やってた程度だな。あとは部活に入らずだな」
小学校のときもほとんど強制的にやらされていた感じだった。
「本当か!それでその体格は凄いな」
「そうか?多少は筋肉はついているが言うほどじゃないぞ」
ほのかとは何回か抱きついたことがあるからそのときに気づいたのだろう、しかし俺はほのかが思っているほど体つきはよくない。筋肉は多少はついているが鍛えているやつには劣る。
おそらくほのかは自分の体と比較しているのだろう、男女では自然と体格さは生まれてくるからな。
「そういえば以前昔やんちゃしていた時についたって言ってたな何してたんだ?」
「ん、ああ、あのときのことか」
これも抱きついたときにほのかに言ったな。
あまり言いたくないが、まぁほのかだったら大丈夫だろ。
「話すけど絶対他の人に言うなよ俺からの頼みだ」
「久々にきいたな晴からの頼み。分かった絶対他の人に言わない」
「なら良い、が話す前にトイレに行かせてくれ」
タイミング悪いなと少しぼやきながらほのかは行ってこい言い、俺は公園の公衆便所に向かった。
■
「離してくれないか!」
俺が戻ってくるとほのかの声が聞こえた。
何事かと思い俺が走って向かうと、そこにはチャラチャラとした格好の男二人がいた。
片方は金髪、もう片方が耳に大量のピアスをつけ、金髪男がほのかの腕をつかんでいた。
「いいじゃーんお姉さん暇でしょ俺らと一緒に遊ぼうぜー」
「全部おごってあげるからさー」
「行かないといっているだろ、いい加減手を離してくれ」
どうやらたちの悪いナンパ二人組みににつかまったらしい。
俺が近づくとほのかが俺に気づき助けを求めてきた。
「晴助けてくれないか、さっきからこの二人がしつこいんだ」
金髪男とピアス男も俺に気づき近づいてきた。
「なに?君この子の彼氏?」
「俺らが変わりに遊ぶからどっかいってくれないか」
「・・・」
ニヤニヤした顔浮かべ二人組みが突っかかってくる。
俺が無言でにらむと、二人組みはすぐに表情を変えた。
「なに?彼女の前だからかっこつけてるわけ・・・?つぶすよ」
「そうそう彼女の前だからってあんまかっこつけないほうが良いよ、さもないと痛い目にあうよっ━」
ピアス男が言い切ると同時に殴りかかってきた。
俺の右頬に鈍い痛いみが走る。
「おらぁ、さっさとくたばれやっ!」
続いて金髪男も腹に拳を入れてくる、その後も何度か二人組みから殴る蹴るの暴行を受け続けた。
何度も何度も暴行を受けだんだん感覚がなくなってきた。
「はぁはぁはぁ・・・何だ、こいつはぁ、はぁ、全然、倒れない・・・」
「し、ぶといな、はぁはぁ」
「もう気が済んだか?」
少し昔を思い出しながら二人組みをにらむ。
それだけで相手は少しひるんだ、少し視界がぼやけてうまく見ない。
かろうじて視界の隅に腰を抜かしているほのかの姿が見える。
「ちっ、気味の悪いおいもういいいくぞ」
「あ、ああ」
結局そのまま二人組みは疲れたのもあってそのままどこかに走っていった。
俺は二人を見送った後すぐに知り合いに電話をかけその後ほのかの元に駆け寄った。
「ほのか大丈夫か?」
「大丈夫なわけないだろ」
目を真っ赤にして声が震えながら言った。
「晴の体がボロボロなんだぞ大丈夫なわけあるか!」
悲痛な叫びをほのかは口にした。
「何度も何度も晴が殴られる姿を見て助けようと思った、けど怖くて足が動かなかった腰が抜けて立てなかった、目の前で君が殴られているのに私は何も、何もできなかっ━」
うわぁぁぁぁぁぁぁんと子供のように泣き叫ぶほのかを俺は強く抱きしめた。
ほのかの涙で固まった血が少し溶け滲んだが気にせず抱きしめる。
「大丈夫だ、俺は平気だから大丈夫」
ほのかに言い聞かせるよう俺は何度も何度もほのかが泣き止むまで口にした。
■
結局あの後俺たちは一度俺の家に行くことにした、俺の手当てとほのかのメンタルケアの為だ。
家に帰っても誰もおれず二人きりだった。
今は家にあった救急セットで傷の消毒をしていた。
「いたっ」
「あ、ごめん・・・」
普段とは違い弱気のほのかに気まずい雰囲気が流れた。
ただただ、ほのかが黙々と消毒をする時間だけが過ぎる。
「晴、助けてくれてありがと・・・」
しばらくしてほのかが口を開く。
まだ気にしている様子だった。
「どうも。ほのか気にしすぎるなよ」
「でも・・・」
「俺はほのかを守る為にやったんだだからあまり気にしすぎるな」
へたくそなフォローいれたがあまり効果はなかったようだ。
先ほどと似たような雰囲気が流れる。
やがて疲労がたまっていたのかとてつもない眠気が襲い掛かってきた、俺は抗えずそのまま眠りに入った。
目覚めたときにはほのかの姿はなく携帯に一通のメールが届いていた。
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