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二度見は間合いとタイミングが重要

「ゴーンさんあそこは緊急窓口ですか?」


「あぁん?あぁそうだな」


「ふぇ〜〜」


「なんだよその気の抜けた返事は」



ジンフォードは適当に返事をしながら先程大声を上げた女性の方を見た



(ん?あの制服……あぁさっきの人たちか。う〜ん、これは伝えるべきなのか)



ボーッとしながら緊急窓口の方を眺めてると窓口をしてる女性と目が合った

ジンフォードは気まずくなったのを誤魔化すよう軽く会釈をした

受付嬢は無視をして声を荒げてる女性に対応しようとしたが驚愕の顔をしてジンフォードを二度見した


(見事な二度見だ。角度、間合い、タイミングどれも素晴らしい。てかアレだな。美人さんの二度見ってちょっと引くな。てか驚きすぎでしょ)



二度見審査員となったジンフォードを驚愕の顔から懇願の顔へ変えて見ていた受付嬢の視線に気づいた声を荒げてた女性もジンフォードを見た



「ちょっと何見てるのよ!!急いでるんだからあなたみたいな新人丸出しの冒険者はお呼びじゃないの!!」


「いけませんわエイミーさん。彼が新人でも無闇に挑発してわ」



「っ!!あなた達!!」



ジンフォードは受付嬢に「大丈夫だ」と手で制した



「いやダンジョンであなた達と同じ制服を着てる男性を見たので気になってしまって」



「ちょっとそれって…」



「お知り合いでしたか?オレンジ色の髪を逆立てた剣士のようでしたが」



「エルさんですわ!!」



「エルは!?エルはどうなってたの!?」



「どうなってた?彼ならダンジョンの出口に向かってと思いますけど」



「「っ!!」」



「エイミーさん!!」


「えぇ!!戻ってるかも。リズ!行くよ!!」


「分かりましたわ!」



慌てて冒険者ギルドを出て行く彼女達の背中をジンフォードは苦笑いしながら見送った




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