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プロローグ

■ 街外れに静かに佇む小さな一階建ての宿屋があった。キャンプ場にあるログハウスのような建物が4つ横並びになっていて、その東端の建物には[受付]と書かれた板がドアの前にかけられていた。

 森も人も動物もまだ寝静まっている早朝、宿屋の西端の建物のドアがキィと音を立てて開き、中から宿泊者の女性が一人軽くあくびをしながら出てきた。

そして、手を広げて大きく息を吸い込むと、


「あー!えー!いー!うー!えー!おー!あー!おー!かー!けー!...」


発声練習をし始めた。


■ 女性が発声練習を始めた少し後に受付の建物から一人の老人が慌てた様子で出てきて、


「どうかされましたか?!狼でも出ましたか?!」


と言うと女性は少し笑いながら、


「違います。発声練習をしてたんですよ。私ストーリーテラーをやってますので、朝は声だしから始めることにしてるんです。驚かせちゃいました?」


「は、はい。ところでストーリーテラーとは何をされるんですか?」


「そーですね...簡単に言うと語り手のようなものですね。物語を話術を駆使しながら聞き手に話すんですよ。私は主に古くから伝わる逸話などを話してますね。」


老人は少し興味を示したのか、おすすめの話を尋ねた。


「あ、ではこんな話を知っていますか?[七人の英傑]という話なんですが...


~昔々ある大国と小国の連合が大きな戦をしていたそうで、その戦は500年に渡り続いていました。地も天も民も、泣かぬ日は無く神を恨むほど壮絶な戦であったとか。

しかしある時七人の英傑が現れて両国に宣戦布告をしました。七人はそれぞれ、[銃の達人][剣の達人][拳の達人][謀略の達人][医療の達人][指揮の達人][支援の達人]であったそうです。そしてそれぞれの長所を活かし、遂には戦を終わりに導きました。そして七人の英傑は民から深い感謝をされました~


というお話です。」


「なんとも夢のあるお話ですね。」


老人はそういって微笑んだ。そして、


「シャドラさんは一泊でしたね。お別れの品と言ってはなんですが、1つ良いことをお教えしましょう。街の薬屋には喉をよくする薬が売ってますので朝はそれを飲んだ方がいいと思いますよ。大声を出してしまうと周りを驚かせてしまいますので。」


老人がそう言うと女性:シャドラは少し恥ずかしがりながら、


「そーですね。あはは...では、行ってきます。お世話になりました。」


と言ってお辞儀をすると街の方へ歩き始めた。

文も内容もまだまだダメダメですが頑張ります。

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