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妬かれる。

怖い。


書いてて嫌になりました。


では、お読みくださいませ。


  Brains。




『ねえ、ねえ!冗談でしょ!』


 ガン!ガン!ガン!


 金属音があたりに響く。


『うそでしょ!ねえ!嘘なんだよね!』


 力いっぱいの大声を出すが、外からは全く返事は無い。


 なんでこんなことになったんだろう。自分に問い掛けてみるが答えが出てくる筈もない。


 ガン!ガン!ガン!ガン!


 誰にも聞かれることも無い音が無意味に幾度も鳴り響いては、闇に消えていくばかりであった。





 それは今から四時間前、自宅の一室での出来事でした。


「はい、そうなんですよ。よく外に出ると視線を感じたり、それ…に、あの最近は干していた。あの、下着を、ですね…」


「なるほど。他に被害などはありましたか?」


 新しく近所の交番勤務になったっていう、あたしと同じくらいの年齢の警察官が尋ねてきたのをきっかけに、ここ最近あたしの回りで起こっているおかしな出来事について、聞いてもらった。


「大体わかりました。それでは少し部屋の中を見せてもらってもよいでしょうか?」


「えっ?あ、はい。かまいませんけど」

「では、ちょっと失礼します」


 そういって、サッサと靴を脱ぎ部屋に上がって来た若い警官は、スマホを取りだすとどかかに電話をかけて指示を仰ぐような会話を始めました。


「はい、はい。わかりました。詳しい聴取と写真ですね。はい、了解いたしました」


 パシャ!パシャ!


「ちょ、ちょっと。いきなりなんですか?」


 電話を終えた警官がスマホをおもむろに構えて、写メや動画を突然撮り始めたので、あたしは焦ってしまった。


「何って現場の確認のための写真撮影ですが?」

「で、でも。そう言うのって鑑識さんとか刑事さんの仕事なんじゃ…」


 あたしはチョットこの人おかしいんじゃないかと思って、反論したんです。


「いやだってさっき署に指示を仰いだ時に上司から、今立て込んでいて忙しいから写真とか必要なモノ残しておいてくれって言われたので。あの、もしかしてダメですか?」

「ダメですかって、いきなりはダメですよ。それに部屋の中はなんにも異常はありませんでしたから!」

「あっ、そうなんですか。では改めてどこでパンツ盗られたんですか?」

「パ…パンツってあなた。おかしいでしょう」


 すみません。失言でしたといいながら警官は、ではどこが被害に遭った場所なんでしょうかなんて、あたしに言うから、あたしは怒りつつもつつも仕方なくベランダを指差してココですと教えてあげた。


「すいませんそれじゃ、ちょっとだけ撮らせていただきますね」


 こう言って警官はベランダに出る。(さいわい)にも干していた洗濯物はとっくに取り込んであるので、撮影されることはありませんでした。





「なんかすいません。お茶まで出してもらってすいません」

「いえいえ、気にしないでください。それじゃお願いしますね」


 来た時の図々しさはどこへやら、警官はすっかり謙虚になって玄関を開きながらあたしに言う。


「任せてください!恐らく明日か今日中には署から連絡があると思いますので、その際はコチラが伺える日時をお知らせ頂けましたら、生活安全課と鑑識が……」


 バタン。


「ちょ、どうしたんですか!おまわり…ヒッ!」


 玄関で突然倒れた警官の真後ろに、大きなトンカチを抱えた中年の作業着を着た男が立っていた。


 そして無言であたしの首を絞めた。





 次に目が覚めたときあたしは、何かよく分からない金属の筒の中で裸で寝かされていた。


『ねえ、ねえ!冗談でしょ!!』


 ガン!ガン!ガン!


 金属音があたりに響くけど何の応答もない。


『うそでしょ!ねえ!嘘なんだよね!』


 力いっぱいの大声を出すが、外からは誰からも返事は無い。


 なんでこんなことになったんだろう。自分に問い掛けてみるが答えが出てくる筈もない。


 ガン!ガン!ガン!ガン!


 誰にも聞かれることも無い音が無意味に幾度も鳴り響いては、闇に消えていくばかり。



≪コンガリ、ヤケロ…≫


 という声が外から聞こえたあと。


 ボッ! という点火音が筒内に響き回転を始め、あたしはあまりの熱さに泣き叫びながら翻弄(ほんろう)される。


『あああァアアぁあ”ああ“あ”ア“ア“!!!』


 あらかじめ脂が塗られていた筒は熱せられたぎり、全身の皮が揚げるように焼かれる。息も高温の熱気にヤラレ、できなくなり声も上げられなくなりやがて。。。





≪ハイ、デキマチタヨ。ナカヨクタベテネ♪≫


 ワン!ワン!


 赤く綺麗に焼けた肉に群がる犬を眺め、満足げな作業着の男。


 彼は実験棟〖P.29〗の【№.0642890】通称[飼育捕獲者]


 彼はブリーダーであり、餌に自身が気に入った柔らかそうな人肉を用いる事で、本部の研究者たちに注目されている異例の実験体である。


 彼が今後どのような食材を求め、如何にして架空世界の捜査から逃げ続けることが出来るのか、注目を集められている。




  Brains。 焼かれる。


ここまでお読みいただけた方は、ある意味勇者です。


ありがとうございました。


でわ。

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