歴史
【リドル戦争】
正達がいる現代から、二十年前。ツルギノマヒによるタテノツキ侵略が行われた
理由は領地拡大。ツルギノマヒは当時、タテノツキの西に位置する小さな国で、豊かな土地も無く、荒廃した大地が続く場所であった。
民は飢えに苦しみ、暴動、強奪、殺し合いが耐えなかった。ツルギノマヒ先代国王は国の未来を危惧し、豊かな環境が整っていたタテノツキを侵略することを決意。これにより事実上の宣戦布告と、大規模な戦闘が続いた。
この戦いで初めて、パルナを持つ能力者達が戦地に送られ、彼らの強力な力は生物兵器と呼ばれた。
その後約五年にわたって、能力者たちは忌み嫌われる存在となる。
タテノツキは元々戦力をさほど有しておらず、初代エースの一員である、ザクラ・ウォーターフォースによる裏切り行為により、壊滅的な被害を与えられており、戦争続行が困難となってしまった。
ツルギノマヒも、領地拡大が目的であったため、タテノツキの要求に応じた。
それにより、戦争開始から約十二年の月日が流れ、ようやくタテノツキとツルギノマヒによる終戦協定が結ばれた。
【チルド協定】
終戦協定の前、十五年前に密かに行われていた協定。
内容は不明であるが、現ツルギノマヒ国王であるオーディアン・ハートラストと、同じく現タテノツキ国王であるドルジバ・ハートマイトによるものである。
これにより、二国が互いに本拠地に攻め入ることはなくなり、均衡状態での戦いが七年も続いた。
【ユダル戦争】
二年前に始まった戦争で、オーディアン・ハートラストによる宣戦布告なしの侵攻が始まった。それ以前からツルギノマヒは、タテノツキとの国境沿いに幾つかの軍事都市と、城を築き上げていたことから、タテノツキでは警戒状態に入っていた。
それかか戦争が始まった後は、軍事力を増強したタテノツキ軍により、ツルギノマヒによる侵攻は抑えられている。