ハンドルを取り外すギリシャ
ギリシャとドイツ他債権者との間のチキンゲームは新たなステージに突入した。
ある種チキンゲームと言われていた今回のギリシャ危機だが、ギリシャ側は本当にチキンゲームだと思っているのかもしれない。
つまり自分の側のハンドルを取外し、自分が絶対に避けない事を知らせることにより、相手に避けさせようと言う方針なのだろう。
国民投票でこういう結果が出てしまった以上、ギリシャ側は譲歩が不可能であろう。
問題は、債権者側のハンドルがまだ切ることが出来るかと言うこと…。
そして、避けた先に別のぶつかる物が無いかという所である。
ギリシャからすれば自分の後ろは見られないので、普通に自分を避けてくれると信じているが、債権者側から見たらギリシャを避けたら別の所に衝突するのが見えていて、ギリシャとぶつかった方がましに見えているかもしれない。
債権国から見たら、一国の甘えを許したら他の国の面倒も見ないと行けないという不安があるため、ギリシャを破綻させた方がマシと判断する可能性もある。
しかし、そちらの方がマシそうに見えるとしても、世界は結構な大混乱に成りそうです。
さてさてどうなることやら。