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仙龍創乱2  作者: 劉・小狼
最終章
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 最終章 2

 劉・小狼のもとに集まった郭瑜は四仙獣らを見ながら

 「四仙獣。 奴(曹虎)を封じる準備は?」

 と訊いてきた。

 「大体の準備は出来ているのですが……」

 四仙獣の朱雀は俯き、言葉を濁した。

 郭瑜は顔を曇らせながら

 「困ったの…… 今のままじゃ…… 

どうにかして奴(曹虎)の動きを止めないと失敗する……」

 と困っていると

 「奴(曹虎)なら、我らが食い止めよう!」

 と言い、郭瑜の前に杜闑と四死獣らが現れた。

 「貴方らは?……」

 関遼らが驚いた顔で突然、現れた杜闑らを見詰めていると

 「貴方らに比べて、私らの方がアイツ(曹虎)への

抵抗力があるはずだから……」

 杜闑は劉・小狼らにそう言った。

 劉・小狼は杜闑の前に歩み出ると

 「すまない! 暫くの間、奴(曹虎)を

食い止めてくれるか?」

 と杜闑に頭を下げた。

 杜闑はそんな劉・小狼を見詰めながら

 「気にするな…… だが、長くはもたんぞ! 

行くぞ!四死獣よ!」

 と言うと四死獣らを従え、化け物と化した曹虎のもとへと

向かった。

 郭瑜は杜闑らが化け物と化した曹虎を 食い止めているのを

見ながら

 「小狼さま。この間に我らはアイツ(曹虎)を封じる準備を

急ぎましょう!」

 と劉・小狼に言った。

 劉・小狼も杜闑らのことを見ながら、

 「そうだな…… 四仙獣らと共にアイツ(曹虎)を

封じる準備を整えるのだ!」

 と郭瑜に言うと郭瑜らは四仙獣らと共に近くに

特殊な結界バリアを張り始めた。

 全ての準備を整えると郭瑜は劉・小狼に

 「全ての準備が整いました!!」

 と言った。

 「郭瑜。後は任せた!」

 劉・小狼は郭瑜に後のことを任せると腰に携えている

龍牙神を抜くと四死獣らを失い、一人で化け物と化した曹虎と

戦っている杜闑を助けるために杜闑へと向かって行った。

 劉・小狼が杜闑のもとに向かう途中、劉・小狼が持っている

龍牙神がまるで劉・小狼の意志に反応するかのように

剣の形(龍聖丸)を新たに変化させた。


 『この剣なら、私の想いを叶えてくれるかも?』


 劉・小狼はそう思うと新しく変化した剣(龍聖丸)を

振るった。

 その途端、新しく変化した剣(龍聖丸)から空気の刃が

曹虎の方へと飛び出した。

 劉・小狼が龍聖丸から放った空気の刃は杜闑に

襲いかかろうとしていた化け物と化した曹虎の右手首を

切り裂いた。


 ぎゃぁ……


 曹虎は悲鳴に似た声を上げ、切り裂かれた腕を

抑えながら、後ずさりをした。

 曹虎は劉・小狼を睨み付けるともの凄い形相で

劉・小狼に襲い掛かってきた。

 だが、劉・小狼は落ち着いて、龍聖丸を斬り上げ仕草をし、

再び、曹虎の方へと 空気の刃が飛んで行った。

 曹虎は辛うじて交わしたものの、空気の刃の威力は

凄まじく、曹虎の肩からすっぱりと切り落とされた。

 劉・小狼は自分の攻撃で大きなダメージを受けた

曹虎を見て、

 「郭瑜。今だ!特殊結界バリアを張れ!」

 と叫んだ。


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