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仙龍創乱2  作者: 劉・小狼
第5章
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 第5章 9

 郭瑜の指示でそれぞれ、散らばった張爛らを見た

郭瑜は張っていた結界バリアを解くと

 「さあ。庖悦!我らは関遼らの援護に参ろう!」

 と傍にいる、庖悦にそう言った。

 庖悦も結界バリアを解くと

 「ああぁ…… わしらの最後の戦いに行くとするか?」

 と郭瑜に言うと郭瑜と共に化け物と化した曹虎と

必死で戦う、関遼らのもとに向かった。

 関遼らが化け物と化した曹虎と必死で戦っている間、

劉・小狼は夢の中にいた。

 「あ、あなた…… 起きて!……」

 そんな女性の声が夢の中で気を失っている

劉・小狼を呼び起こそうとしていた。

 自分の呼ぶ声によって、劉・小狼は夢の中で目を覚ました。

 劉・小狼の前にいたのは光り輝く水蓮の姿だった。

 光り輝いている水蓮は優しい眼差しを向けながら

 「や、やっと…… 貴方に会えたわ! お帰りなさい!」

 と話しかけてきた。

 劉・小狼は久しぶりに見る、水蓮の微笑みに

疲れが癒えた様で

 「ただいま……」

 と目の前の水蓮に微笑みを返し、そう言った。

 だが、すぐに水蓮は悲しげな顔をしながら

 「私らのせいで途轍もない闇を呼び寄せてしまい、

この世界に大変な事をしてしまったわ……」

 と呟くように劉・小狼に言った。

 「そうだなぁ…… 取り返しのつかないことを

私はしてしまった……」

 劉・小狼は悲しげな顔でそう呟いた。

 光り輝いている水蓮も劉・小狼と同じように

悲しげな顔をしながら

 「そ、そうね…… 私らは取り返しのつかないことを

してしまったわ…… だから、私らの力であの闇を二度と

この世界に現れないように封印しましょう!」

 と言い、劉・小狼に手を差し伸べた。

 「ああぁ…… 我らの意志を受け継ぐ者らの為にも……

あの闇を封印しよう!」

 劉・小狼はそう言うと夢の中で光り輝く水蓮の手を取った。


 その途端、劉・小狼は目を覚まし、起き上がると

全身を黄金色へと光り輝かせた。

 趙燕は突然、目を覚ました劉・小狼に

 「だ、大丈夫ですか? 小狼さま!」

 と話しかけてきた。

 劉・小狼は自分が黄金色に輝いていることに驚くことなく、

 「大丈夫!…… さあ。皆のもとへ急ごう!」

 というと化け物と化した曹虎の方へと歩き出した。


 途中、劉・小狼は自分の気を練り上げ、剣を作り上げると

それを携え、化け物と化した曹虎と対峙した。

 郭瑜は自分の前に現れた劉・小狼を見ながら

 「小狼さま。ご無事でしたか?……」

 と話しかけてきた。


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