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仙龍創乱2  作者: 劉・小狼
第5章
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 第5章 6

 暴走して、邪悪龍に乗り移られた刻神と共に暴れ回っている

劉・小狼を見ていた舜炎と堯閣の目の前に幽かな姿の水蓮が現れた。

 「うわぁ…… 魔女だ!」

 舜炎と堯閣は突然、目の前に現れた水蓮にびっくりし、

一緒に後ろに後ずさりをした。

 だが、すぐに舜炎は自分らの目の前に現れた水蓮が

自分らを苦しめた魔女とは違うことに気付き、

ゆっくりと幽かな姿の水蓮へと近付いた。

 幽かな姿の水蓮は目の前の舜炎と堯閣を

優しい眼差しで見詰めながら

 「ごめんなさいね。驚かせて…… でも、貴方達に

頼み事があって……」

 と優しく、話しかけた。

 幽かな姿の水蓮は目の前の舜炎と堯閣を優しい瞳で

見詰めながら

 「お、お願い…… 私の代わりにあそこで暴れている

私の愛しき人を倒して!……」

 と言った。

 「お前に言われなくても……」

 舜炎は威勢良く、目の前の水蓮に言ったものの、

圧倒的な強さの劉・小狼の強さに隣にいる堯閣と共々、

まるで足が動かなかった。

 明らかに劉・小狼の圧倒的な強さに怯えている

舜炎と堯閣を優しく見詰めながら

 「私の力を貴方達に分け与えるからあの人を倒して……」

 というと舜炎と堯閣の頭に優しく手を翳した。

 すると、たちまち、幽かな姿の水蓮の手が光り、

舜炎と堯閣は水蓮から不思議な力を注入された。

 まるで幽霊のような水蓮に不思議な力を注入された

舜炎と堯閣の体内から溢れるほどの力が漲って来た。


 『な、なんだ。 この溢れる力は……』


 舜炎と堯閣が自分の奥底から湧き上がる不思議な力に

感動をして喜んでいると水蓮はそんな舜炎と堯閣を

見詰めながら

 「良い。 その力に溺れて、あの人になっていけないわよ!

必ず、あの人を倒して!」

 と言うとまるで幽霊のように舜炎と堯閣の前から

その姿を消した。

 舜炎は自分の中から溢れる不思議な力に

身を震わせながら

 「さあ。行こう! 堯閣……」

 と言い、暴れる劉・小狼に向かって、駆け出した。

 舜炎は途中で落ちている槍を拾うと水蓮から授かった

不思議な力によって、舜炎の持った槍は炎を纏い、

炎の槍と変わった。

 堯閣も舜炎と同じように落ちている剣を拾うと

不思議な力でその剣を水を纏った水の剣へと変えた。

 舜炎と堯閣はその武器を携え、暴走し、

暴れ回る劉・小狼へと襲い掛かってきた。

 誰も暴走し、暴れ回る劉・小狼の動きを止めることが

出来なかったが舜炎と堯閣の息の合った攻撃で始めた暴走し、

暴れ回る劉・小狼の動きは止まった。

 劉・小狼は焦点が定まらない視線で舜炎と堯閣を見詰めながら

 「邪魔をするなぁ……」

 と言い、舜炎と堯閣へと向かってきた。


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