表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
仙龍創乱2  作者: 劉・小狼
第4章
45/64

 第4章 9

 劉・小狼が声がした方を見るとそこには光り輝いている

劉・小狼の父・劉儀と劉・小狼を育て、劉儀の部下だった

孔游の姿があった。

 劉儀と孔游は優しい顔で劉・小狼のことを見詰めながら

 「何をそんなに焦っておる。我が息子よ!」

 直接、劉・小狼の頭の中に話しかけてきた。

 劉・小狼が突然、現れた劉儀と孔游に驚いていると

 「あの娘(水蓮)を助けたいのであろう!……

 なら、正しき目で物事を見極めよ!」

 と止まっている水蓮(魔女)を見ながら、

劉・小狼にそう告げた。

 「で、でも……」

 劉・小狼が劉儀と孔游に弱気を吐こうとすると

 「お前は決して、一人ではない!…… お前の帰りを待ち、

敵と必死に戦っている者らがいるのだ!……」

 と言い、戦場で龍炎軍と必死に戦う劉閣らの姿を

劉・小狼に見せた。

 「諦めるな! お前なら、必ず、あの娘(水蓮)を

取り戻せる!……」

 劉儀と孔游は劉・小狼をそうやって、励ますと

その姿をスーッと消し去った。

 劉儀と孔游が消え去り、劉・小狼を包んでいた

光が消え去ると再び、止まっていた時間が動き出した。

 動き出した魔女(水蓮)は何事もなかったかのように

劉・小狼に攻撃を仕掛けてきた。

 だが、劉・小狼はさっきまでとはまるで別人のように

魔女(水蓮)の猛攻を当たることなく、全て交わした。

 劉・小狼もまるで別人のように魔女(水蓮)の

攻撃を交わせる自分に


 『これならいける……』


 と思っていると魔女(水蓮)の影から怪しげなもや

出ているのを見つけた。


 『もしかして、あれが原因か?……』


 劉・小狼が龍牙神を鞘から抜き、身構えると

魔女(水蓮)は爪を鋭い剣のように伸ばすと

劉・小狼の攻撃を仕掛けてきた。

 劉・小狼は魔女(水蓮)の攻撃を交わしながら、

魔女(水蓮)の影へと攻撃を仕掛けるチャンスを伺った。

 だが、中々、そのチャンスはやって来なかった。

 劉・小狼は魔女(水蓮)の攻撃を龍牙神で交わしながら


 『一か八か、やるか……』


 と思うと飛空石を使い、上空へと舞い上がった。

 「すまん。水蓮……」

 劉・小狼はそう呟くと魔女(水蓮)の影に目掛けて、

一気に急降下した。

 急降下した劉・小狼は持っていた龍牙神で

一気に魔女(水蓮)の影を突き刺した。

 劉・小狼が魔女(水蓮)の影を龍牙神で突き刺したと

同時に魔女(水蓮)の鋭い爪は劉・小狼の身体を貫いた。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ