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仙龍創乱2  作者: 劉・小狼
第4章
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 第4章 2

 杜闑が四仙獣らに伝言を放ってから数日後。


 劉・小狼らがいる些迅関に四仙獣らがやって来た。

 劉閣らは今は敵の関遼を連れ、青龍は舜炎と共に捕まえた

敵である張爛と庖悦を連れて来た。

 孫嘉が今は敵である関遼らを見ながら

 「小狼さま。あの者らをこんな場所に居させて宜しいのですか?」

 と言ってきた。

 劉・小狼は一瞬、関遼らの方を見ると

 「まあ。良い!今はこの水霞曉の地が地獄の戦場にならぬ

手立てを考えないと…… で、これからどうする? 郭瑜」

 と傍にいる郭瑜にそう言った。

 自分らを除け者にし、今後のことを話をしている

劉・小狼らを見ながら、

 「関遼。このままで良いのか?……」

 と張爛は関遼はそう言ったが関遼は何も言わず、

ジッと劉・小狼のことを見詰めていた。

 張爛は睨み付けるように見詰めながら

 「俺は納得がいかんなぁ…… 絶対、俺はここから逃げ出し、

水霞曉にもどる!」

 と言った。

 張爛が言ったことに賛同した庖悦も張爛と共に

水霞曉へと逃げる機会を探った。

 そんな張爛らの動きを郭瑜と杜闑は気付いていた。

 中々、今後の話が決まらないことに劉・小狼らは

一旦、話をやめ、休憩した。

 皆が部屋を後にした後、郭瑜は関遼らのもとに行き、

彼らを縛っている縄を切ると

 「さあ。好きな所に行くがよい!」

 と言い、杜闑と共に部屋を後にした。

 拘束されていた縄が解かれ、自由になった張爛は

 「さあ。水霞曉へと急いで帰ろう!」

 庖悦と共に些迅関を後にした。

 そんな張爛らの後を関遼も追いかけていった。

 些迅関から立ち去る張爛らを劉・小狼は些迅関の上から

見送っていると劉・小狼のもとに郭瑜と杜闑がやってきた。

 杜闑も些迅関から立ち去る張欄らを見ながら

  「良いのか? あの者らをここから行かせて?」

 と劉・小狼に話しかけてきた。

 劉・小狼は名残惜しそうに関遼の後ろ姿を見ながら

 「よ、良いのだ!…… あの者らにはあの者らの居場所が

あるのだから…… それより、刻神軍は?」

 と杜闑にそう尋ねた。

 関遼は張爛らと共に些迅関から逃げ出したものの、

郭瑜の不可解な行動に何か、心の奥に引っかかっていた。

 気になった関遼は水霞曉と些迅関の間で急に立ち止まると

 「やはり、わしは些迅関へ戻る!」

 というと些迅関へと向かって、反転をした。

 張爛は関遼の前に立ちはだかると

 「我らを裏切るつもりか!」

 持っていた薙刀のような武器を関遼の前に突き出した。

 「わしは裏切るわけではない。 わしはわしの

やるべきことをするだけだ!」

 関遼は張爛の突き出した武器を交わすと些迅関へと歩き出した。


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